
一般的に、一番腫れるのは、手術翌日で、次に、手術翌々日です。
高田眼科(ひとみ眼科)の場合、術中の止血操作に細心の注意を払っていることから、術後の瞼周囲の皮下出血、青タンなどはほとんど出ません。
そして、手術後10日間ほどは、患部がある程度腫れが続き、むくみも感じます。
また、この期間は涙や目やにの量が増えたり、逆にドライアイ気味になったりすることがあります。
痛みはないのですが、つっぱった感じや、かゆみもあります。手術中に毛細血管が傷つくと内出血が出ることがありますが、1~2週間かけて消えていきます。
ただ、内出血や感染症になった場合、腫れが長引くこともあります。
それを防止するための抗生剤の内服については、きちんと処方し、内服の指示は徹底しております。
抜糸は、通常は14日後に行います。
14日後の抜糸というのは、意外に長いのかもしれませんが、糸自体は、二重の奥に隠れますので、あまり目立ちません。
上手く、メガネのフレームで隠せば、より目立たないと考えております。
また、どうしても14日以下で抜糸すると、ちょっとしたことで傷が開く可能性もあり、パックリ開かないにしても、傷口が綺麗にならないケースが多いように考えております。
抜糸後は、腫れが引くのも早まりますが、メイクは抜糸が済んで、最低1週間以上は空けてから行うのが無難です(まぶた以外のゾーンのメイクは大丈夫です)。
目立つほどの腫れは1~2週間で落ち着きますが、何となく腫れぼったい感覚や傷の赤みは2~3ヵ月くらい続く場合もあります。
この時期の赤みについては、内服が効果的で、高田眼科(ひとみ眼科)では、トラネキサム酸、トラニラスト、ビタミンCなどの内服を行い、万全を尽くしております。
この時期に、まぶたの左右差が生じることがありますが、やはり手術後3ヵ月ほどでなくなることが多いです。
したがって、左右差の最終的な判断は、3ヶ月後の時点で行い、必要であれば、再手術により修正手術の計画を立てることとしております。