薬の副作用による眼瞼痙攣(けいれん):眼瞼下垂こぼれ話
Dr.髙田
眼瞼下垂の手術と言えば名古屋のフラミンゴ眼瞼・美容クリニック
本日より、当院では、局所麻酔で使用する針の太さを変えました。
当然、患者様のメリットを考え、より細いものとしました。
注射が痛いという原因のほとんどは針を刺す物理的な痛みで、痛みは注射針の太さが細くなるほど軽減されます。
一般的な病院では、18G~27Gという範囲で使用されています。
G(ゲージ)というのは、数字が大きいほど細くなります。
ちなみに、18Gは、外径が 1.2mmですし、27Gなら、0.4mmとなります。
当院では、30G針(外径0.3mm)を長らく使用しておりましたが、この度、32G(外径0.26mm)にいたしました。
一般的に採血で使用されるのは、23G(外径が0.65mm)ですので、その半分以下の太さですから、本当に劇的に細いです。
当然、より細い注射針にすることで、
というメリットがあります。
デメリットは、値段が高い(27Gの10倍ぐらい値がはります。)
内径が細いことから薬液が通りにくくなりますので、注射の力が必要となり、時間がかかることぐらいで、患者様に対するデメリットは、ありません!!
また、眼瞼下垂手術に限らず、局所麻酔下手術ににおいて、劇的にシミになりにくいというのは実は、すごく大事なことです。
針が太いと、簡単に内出血(皮下出血)を起こしやすくなり、術野が汚くなる原因となります。
小生の眼瞼下垂手術における出血原因で、麻酔による出血は、かなりの割合を占めます。
これからも工夫を重ねることで、より腫れない、痛くない眼瞼手術を目指していきたいと思います。