眼瞼下垂のダウンタイムを極限まで短くする方法|術後の過ごし方

眼瞼下垂手術のダウンタイムは、術後の過ごし方で大きく変わります。
当院では、
- 徹底した冷却と安静
- 3ヶ月間の内服
- 眼軟膏による湿潤管理
- 傷口を触らない
- 定期検査
この5つを徹底することで、ダウンタイムを極限まで短くしています。
本記事では、腫れや内出血を最小限に抑え、回復期間を短くして少しでも早く日常生活や仕事に戻りたい方のために、当院が実際に患者さんにお伝えしているダウンタイム短縮のノウハウを順番にまとめました。
眼瞼下垂手術後にダウンタイムを短くするためにやるべきこと、避けるべきことを、術後の時系列に沿って解説します。
二重埋没法・切開法・クマ取り手術などの眼瞼手術後の早期社会復帰にも、そのまま使える内容と言えます。

ちょうど、Netflix
- 記事の結論:ダウンタイムを短くする「5つのポイント」
- 眼瞼下垂症手術のダウンタイムの目安(よくある経過)
- 【術後0〜3日】ダウンタイムの最初の3日間|冷却と安静で腫れのピークを最小化
- 【術後〜抜糸】回復期間を左右する湿潤管理と「濡らさない・触らない」
- 【術後〜3ヶ月】ダウンタイムを短縮する内服薬をきちんと飲む
- 【術後当日〜】ダウンタイム中の傷口を触らない・引っ張らない
- 【術後〜3ヶ月】定期検査で回復経過をチェックする
- ダウンタイム中、いつから何ができる?行動別の解禁目安
- 術式によるダウンタイムの違い
- 仕事復帰はいつから?ダウンタイム中の復職の目安
- ダウンタイムを長引かせる「やってはいけないこと」リスト
- 回復期間中の受診の目安:こんな症状は早めに連絡してください
- 眼瞼下垂手術後のダウンタイムよくあるご質問
- まとめ|ダウンタイムの短さは「手術時間」と「術後管理」で決まる
記事の結論:ダウンタイムを短くする「5つのポイント」
眼瞼下垂手術は、どうしても腫れや内出血が出やすい手術です。
しかし、腫れのピークを小さくし、長引かせないことは十分可能です。回復を左右するのは、次の5つに集約されます。
- 徹底した冷却と安静——手術直後〜72時間が最も重要
- 3ヶ月間の内服——処方薬は自己判断で止めない
- ステロイド眼軟膏による湿潤管理——抜糸後2日目(術後16日目)まで
- 傷口を触らない・引っ張らない・濡らさない
- 定期検査——翌日・1週間後・2週間後(抜糸)・1〜3ヶ月後
この5つが守れるだけで、腫れや内出血が強く出る確率が下がり、結果としてダウンタイムが短くなりやすくなります。
「いつ頃 日常生活に戻れるか」は術式ごとの実際の経過写真で確認するのが一番早いので、術式別・保険と自費別に症例写真で比較した記事をご覧ください。
![眼瞼下垂手術の[手術法別]ダウンタイムを時系列写真で比較|保険診療・自由診療の切開手術・眉下切開の経過について解説](https://gankenkasui.takada-ganka.com/wp-content/uploads/2026/04/bd9Q8XxI-320x180.jpg)
以下、眼瞼下垂症手術の経過について、時系列に沿って順に説明します。
眼瞼下垂症手術のダウンタイムの目安(よくある経過)
回復には個人差がありますが、目安としては次のように考えてください。
| 経過 | 目安 |
|---|---|
| 腫れのピーク | 術後翌日〜数日 |
| 抜糸 | 術後10〜14日(状態により前後) |
| 「眼鏡なら気づかれにくい」目安 | 抜糸前後〜 |
| より自然に馴染む | 1〜3ヶ月 |
| 目を閉じた時の傷もさらに馴染む | 〜3ヶ月程度 |
左右差は腫れの影響で一時的に出ることがあります。焦らず経過を見ていきましょう。
【術後0〜3日】ダウンタイムの最初の3日間|冷却と安静で腫れのピークを最小化
ダウンタイムを短くするには、手術翌日の腫れのピークをいかに小さくするかがなによりも大事です。
手術の当日〜2日目までは、できるだけ血圧を上げない、血流を良くしない、体温を上げないという考えで、必ず安静にしておいてください。
血圧が上がると血流が良くなり、傷口からの出血の可能性が上がります。
最悪の場合、出血が止まらなくなり、翌日、止血のための処置や再縫合が必要になることもあります。
また、術後の腫れとは、炎症反応によって組織が浮腫んでいる状態です。この炎症反応は、言い換えれば化学反応です。
化学反応は、温めると進み、冷やすと緩やかになります。つまり手術後で一番大事なことは、いかに傷口を冷やせるかにかかっております。
冷却のやり方
当院では、高田院長も開発に携わった専用のアイスマスク「メオアイス」を使用することを一番ベストとしてお勧めしております。
専用のものは冷却効率が良いため、結果として確実にダウンタイムが短くなります。メオアイスを採用してから、格段にダウンタイムが短くなったことは今でも覚えています。
メオアイスがない場合は、保冷剤を薄いガーゼで巻き(サランラップで包む方法も)、傷の上を低温やけどに気をつけながら順次冷やせば効果的です。
ただし、「熱さまシート」や「冷えピタ」などの冷却ゲルシートは実際にはほとんど冷却効果がなく、意味がないのでお気をつけください。

諺(ことわざ)に「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが、眼瞼手術では「傷口は腫れる前に冷やせ」です。いったん腫れてしまってから冷やしても意味がありません。
術後早期に冷やすことが肝要で、温めることはもっての外です。
血行を良くさせない
術後すぐは、血流が上がると腫れや出血が強くなる可能性があります。
少なくとも数日間は、以下の行動を避けてください。
長時間の入浴(湯船)
湯船につかると体温が上がり、血流が増えるため、 術後の腫れや出血につながる可能性があります。
飲酒
アルコールは血管を拡張させ、血流を増やします。 術後早期は飲酒を控えてください。
激しい運動
ランニングや筋力トレーニングなど、 心拍数や血圧が大きく上がる運動は避けましょう。
サウナ
サウナは体温と血流を大きく上昇させます。 術後早期の利用は避けてください。
長時間の外出・長風呂・熱いシャワー
身体が温まりすぎる行動や、長時間の活動は、 腫れを強くする可能性があります。
手術当日は湯船につからないでください
手術当日にお湯につかるなどの入浴は行わないでください。
手術後数日間は、低めの温度のシャワーを短時間にしておくことをおすすめします。
安静にする

「寝ている間に回復する」側面が大きいため、術後はスケジュールに余裕を持つのが理想です。
スマホやPCは完全禁止ではありませんが、疲れが出やすい時期なので「ほどほどに」を意識してください。
当院は、県外の方を日帰りで手術することが多いのですが、できれば手術当日は長時間の移動をせず、近隣のホテルに宿泊していただいた上で、冷やしていただくことを推奨しております。
また、手術後のアイシングなどの注意事項を妥協せず遵守された方は、揃って腫れが少なく、経過や仕上がりが非常に良い場合が多いと思っております。
【術後〜抜糸】回復期間を左右する湿潤管理と「濡らさない・触らない」
抜糸までの期間は、傷が安定する大事な時期です。
ここで刺激が加わると、腫れが長引くだけでなく、仕上がりにも影響します。
眼軟膏で傷を湿潤管理する(術後2〜16日)

眼軟膏の塗布は、術後2日目から抜糸後の翌日(術後15日目)まで、しっかり傷口に塗っていただきます。
最近では、傷口を乾かしてかさぶたを作るよりも、湿潤な状態を保ったほうが治りが良いという「モイストヒーリング(湿潤療法)」が主流となっております。
傷口を体液で覆われた環境で維持することで、キズを修復する因子が活発に働き、表皮の再生が促進されて、キズが早くきれいに治ります。
モイストヒーリング用の絆創膏もありますが、眼瞼の場合にはそういった医療用資材が使えないため、代わりに抗生剤軟膏、もしくはステロイド眼軟膏を使います。
眼軟膏で湿潤な状態に保ち、傷口を乾かさないことで治癒を助けることが大事です。
軟膏は目の中に入っても大丈夫ですが、油分で視界がボヤけてしまうことがネックになります。我慢して塗っていただくことが大事になります。
※眼軟膏は目に入ると一時的に見えにくくなることがあります。量と使い方は指示を守ってください。
洗顔・洗髪で傷を濡らさない
まぶたの手術跡を水に濡らす可能性がある行為は、抜糸するまではできるだけ避けましょう。抜糸して1週間ほど経ってからは、指の腹で軽く洗う程度にとどめてください。
洗髪については、シャンプーハットないし水中眼鏡を使用すると良いですし、ドライシャンプーという選択もあります。
ご自身で洗うのが不安な方は、美容室にお願いすると良いでしょう。
なぜ濡らしてはいけないのか
感染症のリスクに加えて、眼瞼下垂症の再発のリスクとなるからです。
眼瞼下垂症手術では、眼瞼挙筋腱膜を瞼板に糸で固定しますが、その糸は非常に細い縫合糸で、あえて言えば「仮固定」のようなものです。
その仮固定が、時間と共に瘢痕化することで、しっかりとした強度を保つようになります。
濡らした後に水分を拭き取ろうとこすると、瞼板の固定が外れたり緩んだりして、手術結果に影響する可能性があります。
傷を守る=仕上がりを守る
傷口の炎症が長引くと、瘢痕形成が強くなり、二重幅や二重瞼の有無に強く影響します。
通常、眼瞼下垂症手術は二重の線のところで切開し、縫合の際にその切開線が二重の線の溝になるよう、少し傷を窪ませて抜きます。
瘢痕形成が強くなって溝が盛り上がると、切開線で二重ができなくなったり、三重瞼になったり、瘢痕組織の増大によって二重幅が広くなったりして、術後の仕上がりに大きく影響します。
湯船には浸からず、シャワーが基本
湯船で身体を温めると血流が良くなり、傷口の炎症反応が強くなり、腫れがひどくなります。
場合によっては、止血できていた出血が血流の改善で再開し、出血が止まらなくなることもあります。
手術当日はお風呂に入らず、翌日から抜糸までは湯船に浸からず、顔を避けてシャワーをサッと浴びる程度にしましょう。
【術後〜3ヶ月】ダウンタイムを短縮する内服薬をきちんと飲む

基本的なことですが、意外にできていない人が多いです。
医師は意味のない薬剤を処方しません(保険診療では、標準化治療の原則に従い、効果のない薬剤の処方は禁止されています)。
当院で経過が平均よりも悪い方は、生活の注意点が守れていないこともありますが、特に内服をきちんとされていないケースも多いように思います。
当院では、術後の内服薬は概ね次の3種類を指示させていただいております。
①消炎鎮痛剤

消炎鎮痛剤は、いわゆる「痛み止め」で、術後の痛みを和らげるはたらきがあります。
まず、痛みを感じると血圧が上昇します。その結果、手術の創部の内出血に繋がりやすくなるため、術後の痛みをしっかり抑えること自体が非常に意味のあることです。
そして、もうひとつ大事なことがあります。痛み止めには「腫れ(炎症)そのものを抑える作用」を持つものと、持たないものがあるのです。
ロキソニン(ロキソプロフェン)に代表される消炎鎮痛剤(NSAIDs)には、炎症を抑える”消炎作用”があります。
傷の治りは、初期の腫れをいかに小さく抑えられるかで大きく左右され、初期の炎症・腫れを抑えられれば経過が良くなり、最終的にダウンタイムを短くできます。
つまり、痛みがなくても、腫れを抑える目的で消炎鎮痛剤を内服することは非常に大事なのです。
一方、ロキソニンアレルギーや胃の負担などの理由からNSAIDsが使えない方には、当院ではカロナール(アセトアミノフェン)をお出しする場合があります。
カロナールは胃にやさしく、痛みや発熱を和らげる”解熱鎮痛作用”はしっかり備えていますが、消炎作用はほとんどありません。
つまり、痛み自体は和らぎますが、腫れそのものを抑えてダウンタイムを短縮する効果は期待できません。
この違いをまとめると、次のようになります。
- 痛みを和らげるという点では、どちらのお薬も有効
- しかし「腫れ(炎症)を抑えてダウンタイムを短縮する」という点では、消炎作用を持つロキソニンなどの消炎鎮痛剤の方が、眼瞼下垂手術後の処方には向いている
そのため当院では、原則として消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)を中心に処方し、NSAIDsが使えない方にはカロナールで痛みをカバーしつつ、冷却・安静などのセルフケアでしっかり腫れ対策を行っていただく方針としています。

お薬の種類や用法・用量は、体質・既往歴・お受けになった術式によって異なります。
NSAIDsは胃に負担がかかったり、まれにアレルギー(アスピリン喘息など)を起こしたりする場合がありますので、必ず担当医の指示に従ってください。
お薬に関して不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
②抗生剤

眼瞼下垂手術は皮膚を切開するため、創部に皮膚常在菌(主に黄色ブドウ球菌)が入り込むリスクがつきまといます。
術後は組織の防御力が低下しているため、感染を起こすと腫れ・赤み・痛みが強くなり、傷跡が悪化したり、治りが遷延(せんえん)したりする原因になります。
そこで当院では、創部感染を予防する目的で、抗生剤を術後数日間、指示どおりに内服していただくことを基本としています。
種類はさまざまですが、眼瞼の創部感染予防として皮膚の細菌に有効なセフェム系やペニシリン系を中心に、年齢・体質・アレルギーの有無・術式に合わせて選択しています。
特に大切なのは「最後まで飲みきること」です。
自己判断で中断すると、まだ増殖期にある細菌が再び増え、感染リスクが高まることがあります。
まれに胃腸の不調や発疹などの副作用が出ることもありますが、医師に相談いただければ、副作用が出にくいものに変更して対応できます。
また、過去に抗生剤でアレルギー(薬疹など)を起こしたことがある方は、術前の問診で必ずお伝えください。
※抗生剤の種類・服用期間は、体質・既往歴・手術内容によって異なります。必ず担当医の指示に従ってください。
③瘢痕(ケロイド)防止剤——トランサミン(トラネキサム酸)/リザベン(トラニラスト)

手術後3ヶ月間、当院ではトラネキサム酸(トランサミン)の内服を処方しております。
トラネキサム酸は体内の炎症に関与するプラスミンの働きを抑える働きがあり、抗炎症効果や抗出血・抗アレルギー作用が期待でき、主に傷の赤みを減らす目的で飲んでいただきます。
リザベン(トラニラスト)は、現在唯一国内で保険適応があり処方されている肥厚性瘢痕・ケロイドに対する治療薬です。
抗アレルギー薬でもあり、反応性に増える皮膚線維細胞の増殖を抑える効果があるとともに、傷の赤みやかゆみなどを軽減させます。

眼瞼については「ケロイドになり得ない」という記述をされていることがありますが、当院としては、ケロイドになり得ると考えております。
赤くミミズ腫れのような傷跡は一種のケロイドといえます。手術の傷跡は少なからず瘢痕組織となります。綺麗な傷とは、この瘢痕組織が少ない傷です。
【術後当日〜】ダウンタイム中の傷口を触らない・引っ張らない
術後当日〜3ヶ月目までは、傷口に触らないことが極めて大事です。
眼瞼下垂症は美容的要素が強い手術ですので、鏡を見ながら傷口を触ったり引っ張ったりする方が少なくありません。
しかし、傷口を揉むと炎症物質が混ざり、炎症反応がより強くなります。できるだけ触らず、そっとしておくことが大事です。
傷口の炎症が長引いたり、傷が微小に開いたりすると、ケロイド(瘢痕)の状態になり、二重ラインが崩れたり、美的要素が台無しになってしまいます。
残念なことに、一旦ケロイド状態になってしまうと、自然寛解を待つか、ステロイド注射を行うか、手術でケロイド組織を切除するしかなく、治療が非常に困難を極めます。
術者も患者本人も不幸になってしまうので、最大限、傷口を触らないことに注力してください。

眼瞼下垂手術においての皮膚縫合は、単純に皮膚同士を繋げて平らに縫っているのではなく、二重まぶたの折り目となるように敢えて食い込むように縫っております。
術後の取り扱いに注意しないと、食い込みが外れ、仕上がりが不安定になってしまうので注意が必要です。
加えて、目を触ったり弄ったり擦ったりすることが多い方は、眼瞼挙筋腱膜の固定/ミュラー筋タッキングの固定の埋没糸が外れるリスクが高いと言えます。
当院では、術後の違和感・異物反応を防ぐため、保険診療では1箇所止めが基本です。
ただし1点留めで、テント状の三角目や吊り目にならないように控えめに固定するようにしております。
自費診療では、先天性眼瞼下垂症など挙筋機能が低下しているケース、審美的な要素を追求するケースなどで、アーチのデザイン性収まりを付けるために2〜3点で留めるようにしております。
いずれせよ、細い糸だけで固定している状態ですので、術後数ヶ月して、固定された部分が瘢痕で癒着・接着されて安定していきます。
特に術後早期に瞼に強い外力を加えると外れることがあり、外れたら再手術となります。
したがって、眼瞼下垂手術を成功裡に終わらせるためには術後管理は非常に重要です。
【術後〜3ヶ月】定期検査で回復経過をチェックする

眼瞼下垂症の術後の仕上がりを左右する要素は、8割程度が術者の手術内容、2割程度が術後の管理です。
術後の管理が悪ければ、せっかくの良い内容の手術も、結果として台無しになってしまいます。
患者様のキャラクターにより手術結果が変わることを経験します。
神経質過ぎてもいけませんし、雑過ぎてもいけません。推奨される術後管理をキッチリ行えるタイプの方が一番結果が良い。
神経質すぎる方は、術後、ことあるごとに手鏡で傷を眺め、押さえ、引っ張りを繰り返して、せっかくの手術を台無しにしてしまうパターンがあります。
雑な方は、軟膏を塗らない、傷口をすぐ濡らす、傷口の上を化粧する、許可なくコンタクトを使う……論外です。
大事なことは、「傷口に悪そうなことは絶対に行わない。気になることは主治医に問い合わせて確認する」です。
当院の定期検査のスケジュールは次のとおりです。
| 受診タイミング | 内容 |
|---|---|
| 手術翌日 | ガーゼを外して傷口の状態を確認(必須) |
| 1週間後 | 経過チェック |
| 10日〜14日後 | 抜糸 |
| 1ヶ月後/2ヶ月後/3ヶ月後/6ヶ月後 | 経過の診察・仕上がりの確認 |
県外の方の場合は、まず手術翌日に傷口の確認を必ずさせていただいております(ガーゼを外しての確認が必須のため、宿泊は基本的に一泊が必要と考えております)。
その後は2週間後の抜糸、そして1〜2ヶ月後の経過診察を一度必ずお願いしております。
通院可能な方は上記のとおり細かく診察をさせていただき、アフターフォローをお願いしております。細やかに診察・確認を行った方が経過が良いです。
ダウンタイム中、いつから何ができる?行動別の解禁目安
術後の生活で最もご質問が多い「いつから」を、行動別にまとめました。
| 行為 | 解禁の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| シャワー | 翌日から(顔を避けて短時間) | 当日は入浴しない。低めの温度で |
| 洗顔・洗髪 | 抜糸まで傷を濡らさない | 抜糸後1週間ほど経ったら指の腹で軽く。 シャンプーハット・水中眼鏡・ドライシャンプー・美容室も便利 |
| 湯船・サウナ | 抜糸までNG。行動制限は最短でも1〜2ヶ月 | 血流が上がり腫れ・再出血の原因に |
| 運動 | 抜糸後1週間以降から徐々に | 1ヶ月後には激しい運動も問題なく可 |
| 基礎化粧品・ファンデーション | 傷口以外は抜糸後から | アイメイクはさらに先 |
| コンタクトレンズ | 1ヶ月後から状態により | 傷跡の赤みが消えるまでは(数ヶ月)控えるのが望ましい。 ハードは再発の原因に——ソフトへの変更を検討。 やむを得ない場合は専用スポイトで脱着 |
| アイメイク | 1ヶ月後ぐらいから徐々に | 落とす際、瞼に物理的な力を加えない。 完全に傷が治るまでは控えるのが望ましい |
| マツエク・まつパ・つけまつげ | 2ヶ月程度空ける | 下記の関連記事を参照 |
| 眼鏡(メガネ) | 抜糸前後から気づかれにくい | 強い腫れはほぼ1週間で引く。 太めの黒縁フレームが有効 |
合わせて読みたい
まつ毛エクステ(マツエク)・まつ毛パーマ(マツパ)と眼瞼下垂の関係を眼科専門医が医学的に解説します

つけまつげと眼瞼下垂 – 日常的なアイメイク習慣がまぶたに与える影響を眼瞼下垂専門医が解説

術式によるダウンタイムの違い
眼瞼下垂手術には様々な手術方法があり、ダウンタイムの長さが異なります。
いずれも切開法(皮膚の切開を伴う手術)では、手術翌日の腫れが一番強いピークとなります。
なお、眉下切開手術(アイリフト手術)は、傷は露出しているため目立ちますが、腫れ自体は少なく、通常の眼瞼下垂症手術や二重全切開手術などと比べて短いと言えます。
埋没法については基本的に切開法より短いですが、意外に腫れる場合もあるため、「切らないから腫れない」とは言い切れませんので注意が必要です。
あわせて読みたい
眼瞼下垂手術の[手術法別]ダウンタイムを時系列写真で比較|保険診療・自由診療の切開手術・眉下切開の経過について解説
![眼瞼下垂手術の[手術法別]ダウンタイムを時系列写真で比較|保険診療・自由診療の切開手術・眉下切開の経過について解説](https://gankenkasui.takada-ganka.com/wp-content/uploads/2026/04/bd9Q8XxI-320x180.jpg)
眼瞼下垂症の術後のダウンタイム経過を時系列写真で説明いたします!!

仕事復帰はいつから?ダウンタイム中の復職の目安
仕事復帰は、職種だけでなく「どこまで自然に見える状態を求めるか」で変わります。
| 職種 | 目安 |
|---|---|
| デスクワーク中心 | 概ね3〜4日後から可能。術式や経過によっては翌日から可能なケースもある |
| 接客・営業・人前に出る | 抜糸(10〜14日)前後を目安に計画すると安心。 ある程度見えても平気という方は1週間以内のお休みで対応していることが多い |
| 肉体労働・重い物を持つ | 抜糸後もしばらく注意が必要 |
周囲に気づかれたくない場合は、「眼鏡」「前髪」「在宅勤務」などの工夫も有効です。太めの黒縁のフレームの眼鏡をかければ、意外にも気付かれないという声も聞きます。
手術を受けたこと自体が完全に知られたくない方は、抜糸が終わるまでの1〜2週間ほどの休暇を取って手術をするのが理想ですが、なかなか難しいのが現実です。
そこで、あえて会社や周囲に相談してみてはいかがでしょうか。
保険適応のある眼瞼下垂症手術ですので、あくまで眼瞼下垂症の治療として、眼科でまぶたの手術を受けたと公表する方が、術後の過ごし方へのストレスは格段に減ります。
説明が難しい場合は「逆さ睫毛」と単純に言ってしまっても差し支えありません。
実際、当院で手術を受けられた方の大部分は、抜糸前で仮に目元に糸がついている状態でも、手術翌日から会社や学校に行っておられます。
あわせて読みたい
眼瞼下垂症手術の仕事復帰までの期間は、どれぐらい?術後写真でも解説!!上手な誤魔化し方は?

ダウンタイムを長引かせる「やってはいけないこと」リスト
ダウンタイムを長引かせる行動を、まとめて一覧にしました。
- 湯船に浸かる・サウナ・長風呂・熱いシャワー
血流が上がり、腫れ・再出血の原因になります - 飲酒
- 激しい運動・長時間の外出
- 冷却ゲルシート(熱さまシート・冷えピタ)での代用
十分な冷却効果が得られません - 手術当日の長時間の移動
- 傷を濡らす(洗顔・洗髪)
- 濡らした後に拭く・こする
- 傷口の上での化粧
- 自己判断での内服・眼軟膏の中止
- 傷口を触る・引っ張る・擦る
鏡を何度も長時間見る習慣も注意が必要です - 許可を得ないコンタクトレンズの使用
- 術後早期の瞼への強い外力
埋没糸が外れると再手術が必要になる場合があります
術後は「腫れを増やさないこと」と「傷口に負担をかけないこと」が重要です。 とくに手術後3日間は、安静と適切な冷却を意識してください。
回復期間中の受診の目安:こんな症状は早めに連絡してください
以下に当てはまる場合は、自己判断せず早めにご連絡ください。
血流が上がった直後などに起こることがあります。 止血の処置や再縫合が必要になることもあります。
感染を起こすと傷跡がひどくなり、 治りも遷延化することがあります。
瘢痕(ケロイド)の兆候の可能性があります。 早期の対応が重要です。
固定糸に関わる問題の可能性があります。 気になる場合は早めにご相談ください。
ダウンタイムが長くなっていると感じたら、 「傷を触っていないか」 「内服薬・外用薬を守れているか」 「冷却をしっかりできているか」 を再度見直し、主治医にご相談ください。
眼瞼下垂手術後のダウンタイムよくあるご質問
```html眼瞼下垂手術後の腫れや仕事復帰、左右差など、 ダウンタイムについてよくいただくご質問をまとめました。
術後の経過は個人差が大きく、手術方法によっても異なります。 人から見てほとんど指摘されなくなるには、 最低1ヶ月程度はかかると考えております。
行動制限(運動、洗顔、洗髪、飲酒、お化粧など)は、 最短でも1〜2ヶ月程度経ってからとなります。
特に経過に問題なければ、半年の時間があれば問題ないと考えますが、 結果を保証して行う手術ではないのでご注意ください。
お仕事の内容などを伺いながら、直接ご説明させていただいております。
概ね事務作業であれば3〜4日後から可能です。 接客業の場合はそれなりに目立つため、 抜糸までは難しいと考えております。
ある程度見えても平気という方は、 1週間以内のお休みで対応していることが多いです。 黒縁メガネなどでカバーできる部分もあります。
長くなってしまうと、二重の幅が瘢痕形成により広くなり過ぎたり、 二重ラインが取れたり歪んだりする可能性があります。
まずは、次の点を再度見直してください。
- 傷をやたらと触っていないか
- 指定された内服薬・外用薬を使えているか
- 冷却をしっかりできているか
手術の結果が気になって鏡を何度も長時間見る習慣がついているようだと、 危険信号です。
術後早期は目の開きが悪く、二重幅が広くなります。 同じ手術を両眼に行っても同じダウンタイムにはならないため、 早期の左右差は特に問題ありません。
むしろ、早期の左右差を問題視してすぐ修正手術を行うことのほうが 適切ではないと考えております。
ダウンタイム中の修正手術は定量が難しく、 結果を出すのが難しいからです。
術後3ヶ月ほど左右差が強かったものが、 6ヶ月ほどで目立たなくなったケースも経験します。 少なくとも3ヶ月程度は経過を見ることが基本 だと考えております。
最も効果が高いのは、 「手術当日〜3日間の冷却と安静」です。
腫れのピークを小さくできると、その後の回復期間全体を短くしやすくなるため、 結果としてダウンタイムの軽減につながります。
当院では専用アイスマスクによる冷却を行い、 あわせて湯船・飲酒・激しい運動などを避け、 術後早期はできるだけ安静に過ごしていただくようご案内しています。
目立つ腫れや内出血は、 抜糸を行う術後10〜14日前後をひとつの目安として 徐々に落ち着いていきます。
リモートワークや、メガネなどで目元をある程度カバーできるお仕事であれば、 抜糸前後から復帰できる場合があります。
一方で、人と近い距離で接する接客業務などでは、 1〜2週間程度の余裕を持ったスケジュールを ```
まとめ|ダウンタイムの短さは「手術時間」と「術後管理」で決まる
ダウンタイムを短くするための行動は、短くなることを積み上げていく作業そのものです。
冷却・安静、内服、湿潤管理、傷に触らない、定期検査——患者さんご本人がコントロールできる部分を一つずつ守っていただくことが、結果的に最短の道になります。
5つのポイント(再掲)
- 徹底した冷却と安静——「傷口は腫れる前に冷やせ」
- 3ヶ月間の内服——消炎鎮痛剤・抗生剤・瘢痕防止剤(トラネキサム酸ほか)
- ステロイド眼軟膏による湿潤管理——術後2日目〜16日目
- 傷口を触らない・引っ張らない・濡らさない
- 定期検査——翌日・1週間後・2週間後(抜糸)・1〜3ヶ月後
そして、術後の経過の良さ=ダウンタイムの短さには、手術内容そのものが大きく関わります。
ダウンタイムが短い手術とは、単純に手術時間が短いことが一番の条件です。
当院の眼瞼下垂手術は、皮膚切除、眼輪筋切除、ROOF脂肪の処理、ファシアリリース、眼窩脂肪の処置、左右差の微調整、丁寧な縫合も含めて、両眼で25〜40分(平均30分)でほとんどの手術が終わります。
手術時間のばらつきは滞りではなく、単純に瞼の条件(腫れぼったい方は作業量が増える)です。
速さ・丁寧さ・正確さのバランスが伴って、初めて安定して平均的に早い手術になります。
一流のスシ職人の握り方のように、無駄のない洗練された所作にこそ、手術の仕上がりとともに、ダウンタイムが短くなると考えております。
ダウンタイムを短く希望されるのであれば、病院選びにおいて、ダウンタイムに気を配っている先生、手術時間が早く手術内容がしっかりしたところを選ぶべきだと考えております。
あわせて読みたい
最速の眼瞼下垂症手術(両眼:30分)はダウンタイムも少ない。

目に関する悩みで困ったら、まずは専門医に相談してみてください。
「目が開けにくくなった」「まぶたが瞳にかかって視界が狭い」「眠そうと言われる」 そんなお悩み、放っておかずに一度ご相談ください。
当院への眼瞼下垂症手術のご相談は、LINEから簡単にご予約いただけます。
医師または専門スタッフが、あなたの症状に合わせてご案内いたします。




