眼瞼下垂の基礎知識

眼瞼下垂症の術後のダウンタイム経過を時系列写真で説明いたします!!

Dr.髙田

眼瞼下垂症手術に限らず、顔の手術後は、一般的に、麻酔による腫れや手術に伴う腫れ、むくみ、内出血によるアザなどが生じやすく、視力の一過性の低下、変化が出ることもあります。

結果として、家事や仕事などの日常活動が制限され、問題となることがあります。

ダウンタイムとは、同程度の術後の症状でも、職業や本人の意識によって回復の定義に曖昧さがでるため、回復期間には違いがあるが、手術前の生活を取り戻せるまでの時間のことをいいます。

当院としては、出来るだけダウンタイムの少ない手術を求めて手術を行っております。

ここで、当院での症例の時系列写真を元に、眼瞼下垂手術の術後のダウンタイムの実際をみて頂こうと思います。

通常は、一般的な美容外科などのサイトでは、チャンピオンデータと呼ばれる一番結果の良い写真を提示するのが一般的だと思われますが、当院で平均的だと思われる症例で、術後の経過を診て頂ければ幸いです。

当然、これよりも腫れてしまうこともあれば、もっと腫れないケースもございます。
(私自身の拘りとして、症例提示においては、術後の間もない、まだ腫れの残っているような現実味のある写真を症例写真に持ってくることを是としております。)

ABOUT ME
高田 尚忠
高田 尚忠(たかだ なおただ)
高田眼科 院長 |ひとみ眼科 / フラミンゴ美容クリニック 眼瞼手術担当医師
所属学会:日本眼科学会、日本形成外科学会、日本眼形成再建外科学会
岡山大学医学部卒業後、横浜形成外科の二木 裕先生に師事。 郡山医療生活協同組合 桑野協立病院などの様々な医療機関を勤務し、 現在は高田眼科の院長を務める。 眼科医と形成外科医の知識と、これまでの豊富な眼瞼手術の術者としての経験をもとに、2022年においては年間2,000件超える眼瞼下垂症手術を手がけております。 2022年3月より、名古屋市内の伏見駅近くのフラミンゴ眼瞼・美容クリニックを開院。

30歳女性 TKD切開・ファシアリリース

眼瞼下垂症による左右差があり、皮膚の被りが強い状態で、偽眼瞼下垂症の状態。経過とともに、左右差がなくなっていくのがわかります。

高田 尚忠
高田 尚忠

手術の経過の診察は非常に重要で、時系列で、手術翌日に出ている左右差が、時間とともに改善しているのが分かります。

年齢・性別30歳女性
治療内容・期間眼瞼挙筋前転法・2ヶ月以上
リスク・副作用等肥厚性瘢痕・炎症性色素沈着・眼瞼下垂症の再発・兎眼
発生した有害事象特記事項なし
費用手術費用:約45000円 術前術後検査:10000円

30歳代 男性 TKD切開・ファシアリリース

術前は、前頭筋の挙上により、眼瞼下垂による瞼の下りをカバーしている状態でしたが、手術を行うことで、楽に上がる様になっているのがわかります。

年齢・性別30歳代 男性
治療内容・期間眼瞼挙筋前転法・2ヶ月以上
リスク・副作用等肥厚性瘢痕・炎症性色素沈着・眼瞼下垂症の再発・兎眼
発生した有害事象特記事項なし
費用手術費用:約45000円 術前術後検査:10000円

66歳女性 TKD切開・ファシアリリース

術前写真 (令和2年2月27日)

術前は、左右の二重の幅が異なっており、若干、左の方が眼瞼下垂症が強い印象を受けますが、実はよく見てみると、左眉の挙上が若干強いのが分かります。

つまり、前頭筋の代償が若干強く、右目と左目では、眼瞼挙筋の働き方が若干異なっていると言えます。

このケースでは、左右同時手術で行うのが鉄則です。

手術翌日(令和2年2月28日)

手術翌日は、傷口の内出血(アザ)と腫れが認められます。

開瞼の左右差は、手術中に正確に合わせてありますので、左右のズレもなく状態は良好です。この状態での社会復帰は、当然、難しいと思われます。

術後1週間後(令和2年3月5日)

手術後1週間となると、皮下出血(アザ)は、かなり消失しており、縫合糸もほとんど目立たない状態です。

黒縁眼鏡をかけて頂ければ、相当に目立たないとご説明しており、社会復帰をして頂いても、支障がない状態ではないでしょうか?

術後2週間後(抜糸直後)(令和2年3月12日)

抜糸直後は、まだ、縫合糸による いびつさが残る状態ですが、皮下出血がなくなり、相当に落ち着いた状態だと言えます。

術後1ヶ月後(令和2年3月27日)

手術して1か月も経つと、全体的に腫れも落ち着いてきております。

二重の幅は、まだ広く、概ね、術後3ヶ月で狭くなり落ち着いてきて自然な状態となっていくと考えております。

加えて、右目の眉の挙上が少し改善したものの、若干残っておりますが、その部分の癖(クセ)が取れてくることを予想しております。

そうすれば、ほんの僅かに右目の過矯正もなくなり、左右差のない結果になると考えております。

眼瞼下垂症手術は、術後、麻酔の影響、腫れの影響、キズ(創部)の引きつりなどにより、徐々に目の開きが変化します。されには、前頭筋の代償の影響が無くなっていき、それもまた、左右差の結果へ影響していきます。

従って、手術後、必ず、左右差がない状態、あるいは二重の幅の保証などをして行うことは、非常に難しいと言えます。

結果として、当院としては、手術中のデザインの確認の時に左右差がないように最大限努力しております。

つまり、術者である私も、そして、手術を受けられるご本人、希望されれば、ご家族にも実際に左右差がないことを確認をして頂いた上で、双方の納得の行く状態になってから、傷を縫合する様にしております。

このケースは、当院でのオーソドックスな手術経過ですが、2か月後の写真が得られたら、また、アップいたします。

年齢・性別66歳女性
治療内容・期間眼瞼挙筋前転法・3ヶ月以上
リスク・副作用等肥厚性瘢痕・炎症性色素沈着・眼瞼下垂症の再発・兎眼
発生した有害事象術後、皮下出血・ドライアイが見られたが消失。
費用手術費用:約45000円 術前術後検査:10000円
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