ブログ
先天性眼瞼下垂の治療「眼瞼腫瘍」
2021/04/01記事内容を更新
眼瞼腫瘍の治療について
「眼瞼腫瘍(がんけんしゅよう)」は、良性の腫瘍だけでも、俗に「ものもらい」と言う「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」から、母斑 (ほくろ)まで多様な形態のものがみられます。
眼瞼腫瘍そのものの治療も、点眼液の塗布や内服薬の服用から、部分麻酔あるいは局所麻酔による摘出・切除、あるいは液体窒素による凍結、さらにレーザー治療まで症状によってふさわしい治療方法が取られます。
また、悪性の腫瘍の症状も、遠隔転移の心配がほとんどない基底細胞癌(きていさいぼうがん)と、転移の危険がある扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)、脂腺癌(しせんがん)に メルケル細胞癌(めるけるさいぼうがん)などに分かれます。こちらは、手術による全切除を基本に、皮膚癌に効果的な放射線治療を併用する場合も多いと言えます。
前述のとおり、良性の腫瘍でも手術を必要とする場合がありますが、いずれにしても一部の正常組織を含めて腫瘍を完全に切除するのが基本です。
ただし、まぶたの腫瘍の場合、大きく切除した場合はまぶたの再建術が必要になります。
治療の流れ

高田眼科では、高周波メスで綺麗に眼瞼皮膚腫瘍を切除しております。
治療の手順としては、まず腫瘍の一部をとって顕微鏡で調べる病理検査を行うのが妥当です。外見から診断することも可能ですが、病理検査で悪性であった場合には、転移がないかどうかを調べます。
特に悪性腫瘍の場合は肉腫(癌)に該当しますので、非常に強い増殖力で転移する特徴があり命に危険が及ぶ可能性もありますので、早期の診断をおすすめします。腫瘍と同じ側の耳周辺や、アゴの下のリンパ節に転移することがあります。
また、特に悪性の場合は再発も考えられますが、手術の方法によって再発を予防するための治療方法を選択することもできるため、医師の指導のもとで治療に当たってください。
再発した場合には、再手術あるいは放射線治療が施されます。手術後に良性から悪性になるケースはわずかですが、定期健診を行ってください。
眼瞼下垂を発症した場合の治療に関する情報は
という眼瞼下垂の主な3手術方法の説明を参考にしてください。
CATEGORYカテゴリー
RECENT POSTS最近の投稿
ARCHIVE月別アーカイブ
-
2022年 (9)
-
2021年 (7)
-
2020年 (23)
-
2017年 (3)
-
2016年 (76)
-
2015年 (21)
-
2014年 (19)
-
2013年 (17)
-
2012年 (25)