眼瞼下垂の基礎知識

眼瞼下垂症こぼれ話:手術は、「正確に」 「速く」・・・そして、「華麗に」

Dr.髙田

先月(5月)の当院の眼瞼下垂症手術は、過去最高の60件でした。

非常に多くの件数をこなすこととなりました。

多分、一ヶ月で、これだけの数の眼瞼下垂症手術を行っているドクターは、なかなかいらっしゃらないと思います。

当院は、一般眼科医院ですので、一般眼科診療も行っております。

しかも、水曜日以外は全て、土曜日、日曜日、祝日も含めて、日に150人以上の患者様の一般診察を行いつつ、手術を行っております。

正直、手術の時間を確保するのが難しいのが現状ですが、その状況下で手術の数を多くこなすためには、省力化が必要です。

これは、患者様だけでなく、私自身の負担も減らすことが出来ます。

私が眼瞼下垂症を始めた頃は、たったの一件の手術を行うだけでも精神的にも体力的にもヘトヘトでした。

今では、半日で6件の手術を行うこともあります。

話が変わりますが、とあるレーシングドライバーが、「遅くて綺麗に走ることは誰でもできるが、速くても綺麗に走ることは、なかなかできることではない。そういった走りが自分の目標です。」と車雑誌の記事の中で言っておりました。

この考え方は、眼瞼下垂症手術に通ずることがあるなと思いました。

手術は、車のレースと同様に「速い」ことが正義なのです。手術時間が短ければ、総じて術後の経過が良いのです。

特に、眼瞼下垂症手術は、顔面の手術ですから、腫れ、発赤、皮下失血が少なくし、ダウンタイムが少ないことが特に求められるのです。

私の眼瞼下垂症手術は、皮膚切除、眼輪筋切除、眼窩脂肪切除、ROOF切除、眼瞼挙筋前転などを組み合わせて、妥協しません。止血も完璧に行います。

それでも、片眼20分~35分、平均30分程度で終わります。

これからも最速の眼瞼下垂症手術を極めたいと思います。

当時は、片眼手術で平均で30分としておりましたが、2020年3月現在では、手術内容がより洗練され、内容においても、TKD切開・ファシア剥離法も組み合わせたりと豊かになったにもかかわらず、両眼同時手術で30分〜40分となり、ほぼ倍の速さになっております。

そのあたりのことについては、「最速の眼瞼下垂症手術(両眼:30分)はダウンタイムも少ない。」をお読みください。

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