例えば、高田眼科(ひとみ眼科)での手術にあたっては、原則、保険適応の手術となっておりますが、
①他院の切開手術後の修正手術の場合
②審美的な要求の強い方の場合
③糸による二重手術(埋没法手術)を一度でも受けられたことがある場合
④怪我などで眼瞼下垂症手術を難しくするような瘢痕状態になってしまっていると想定できる場合
⑤挙筋機能の無い先天性眼瞼下垂症の場合
以上の条件に当てはまる場合には、自由診療(保険外手術)とさせて頂いております。
世の中には不明瞭な要素で自由診療を勧めてくるクリニックがありますが、明確にさせて頂いております。
瞼の形・眼瞼下垂症の程度等の理由で、保険適用外にすることはありません。
つまり、瞼の状態をみて、皮膚切除、眼窩脂肪切除、ファッシア剥離、Roof脂肪切除、眼輪筋切除、眼瞼挙筋前転などを組み合わせて手術を行っております。
したがって、眼瞼下垂症手術は、基本的に保険が適用されるのですが、特殊な条件においては、高田眼科(ひとみ眼科)に限らず、自由診療による手術が行われる形になります。
特に、他院修正手術に関しては、症例ごとに難易度がことなるのですが、総じて非常に難しい手術ですので、他院修正手術を断る医療機関の方が多いと言えます。
さらに、眼瞼下垂は手術を受けたとしても、医師により手術技術の差が非常に出やすくて、ダウンタイムの長さの幅が大きく違ってきます。
周囲から見ても、傷の状態が分からなくなる程度になるのは、最短で1ヶ月であるものの、場合によっては。6ヶ月以上ほどかかります。
このように眼瞼下垂症手術のダウンタイムは、意外に長期になることもあるため、再手術など術後のフォローをしっかりしてくれる医療機関を選択すべきだと考えます。
特に、自由診療での眼瞼下垂症手術は、非常に高額になる場合も多く、中には、軽自動車が新車で買えてしまうような金額の請求をされるようなケースもありますし、さらに再手術になり、高額な費用負担を再度、請求されることもあるので、注意が必要です。
- ①明瞭な料金提示
- ②手術内容・目的に対して納得できるカウンセリング内容
- ③手術のメリットだけでなく、デメリットをしっかり説明できてるか?
の、3点を満たす病院を選ぶことをおすすめします。
病院のHPやカウンセリングで、次のポイントをよくチェックしておきましょう。
眼瞼下垂手術を自由診療で受ける場合にチェックするポイント
・手術にかかる費用の内訳がはっきりしているか
…何に(薬、診察、施術、検査など)どれだけ(ひと月、1回の診察、3ヶ月など)かかるかが明確になっている
・その料金プランの治療に対する効果がイメージできるか
…HP上の治療説明や、カウンセリングで症例写真を確認するなどして、自分が望むレベルの変化がイメージできればOK
これらに加えて、自分が払える予算の上限をしっかり決めておくと良いです。
前章でお伝えしたとおり眼瞼下垂症手術は保険適用であったとしても、同じ金額や手術方法であっても、病院やクリニックによって、その内容が大きく異なりますが、自由診療の場合には、よりバリエーションがあり、非常に複雑になっております。