眼瞼下垂症手術で左右差の失敗がないようにするために、高田眼科のこだわり

2026年1月30日 修正・更新
眼瞼下垂症手術を検討される方の多くが気にされるのは、左右差なく自然できれいな仕上がりであり、術後に不自然な開きや形のバラつきが出ないことです。
しかしながら、眼瞼下垂症に悩み、これから眼瞼下垂症手術を受けようと検討されている方にとって、そして、我々、眼瞼下垂症手術を専門とする医師(眼形成外科医)からしても、歌手の和田アキ子さんの手術結果があまりにも不出来な状態だったことは非常にインパクトがあった事件でした。
和田アキ子さんの左右差があり、しかも、三角目・・・テント状態になっている姿を見て、ほとんどの方が眼瞼下垂症手術の怖さを知ってしまったと思います。
和田アキ子さんのような有名な芸能人の執刀医となると、相当な腕のドクターが手術を執刀されたはずだと普通思われるはずですから、余計に眼瞼下垂症手術についてのマイナスイメージが増幅されたと思います。
もし、わたしだったら・・・もっともっと、眼瞼下垂症手術は良いものだと世の中の人に知って頂ける機会になったと思ってはおりますが、当然、眼瞼下垂症は難しいものですので、絶対はありません。
特に、手術前の和田アキ子さんの写真をみると、かなり皮膚が分厚くく、余剰皮膚が多い状態で、瞼自体も眼窩脂肪が多いように見えます。
実は、和田アキ子さんの目は、どうしても、不自然になりやすい難しい症例だと思います。
当院では年間多数の眼瞼下垂手術を行い、長年の経験と独自の工夫で、左右差を生じにくい高精度な術式を追求しています。
最近、眼瞼下垂手術を受けられたという元女子プロレスラータレントの北斗晶さんも、和田アキ子さんと似たような瞼の形状に見えます。
目尻のシワが目立っていることから、皮膚自体が分厚く、弛みが強い状態の方だったからです。
当院が、もし、お二人に手術を行うとするなら、二つの方針が考えられます。
ポイントとするのであれば、見た目の変化をどこまで許容できるのか?ということになります。
眼瞼下垂症手術の目的は、まぶたを開け易くするという機能回復を目指した手術で、見た目の変化は大なり小なり受け入れなければならない要素となります。
芸能人の方のように、見た目の変化の影響する場合には、特に気をつけなければならないことだと考えます。
そういった条件で、一番良いのが、眉下切開手術のみを行うのが一番、リスクが少ないと考えます。

ただ、眼瞼下垂症の本質である眼瞼挙筋機能の改善ができない部分があるので注意が必要ですが、全体的な顔のイメージを変えないというのであれば、眉下切開が良い選択だと考えます。
しっかり眼瞼下垂症を改善したいということであれば、眼瞼挙筋前転法を計画します。
しかしながら、皮膚切除を少なめにし、二重幅も大きくせず設定します(TKD切開)。
加えて、眼窩脂肪切除、ROOF切除を適切に行いつつ、挙筋腱膜の固定も強くせず、開瞼幅を欲張らないような形での眼瞼挙筋前転法を行います。
瞼の重みが改善が弱い場合には、追加の手術として、眉下切開手術を行う形にするのが良いかと思います。
やはり、ポイントとしては、二重幅を広くしないことに気をつけることです。
お二人とも、皮膚が分厚い方なので、無理に広くすると、不自然になりやすいと考えるからです。
※これらの意見は、ネットにあるご本人の画像からの判断です。当然、実際に、瞼の状態を診察した上での判断とは異なる可能性があります。その点はご了承ください。
和田アキ子さん ご本人も、後日、手術が失敗だったと仰っており、実際に、修正手術を受けられたようで、かなり良くなったように思います。
結局、眼瞼下垂症が難しいのは、機能的な要素と審美的な要素の両方がきちんとしたものでないといけないからです。
機能的な要素には、瞼の開け閉めがしっかりできることであり、目を開いている時、目を閉じている時、そして、開け閉めの動作の中の動きの滑らかさまでがあると思います。
細かく言えば、術後ドライアイ、術後眼瞼痙攣(眼瞼けいれん)なども、その要素に含まれていると思います。
そして、審美的な要素しては、瞼のアーチの形、睫毛の向き、二重の幅や形や食い込み、そして、目が二つあるという意味での左右差の有無があるかと思います。
今回は、この左右差について、スポットを当てて、当院のこだわりについてお話をしてみたいと思います。
なぜ左右差は生じるのか?
そもそも眼瞼下垂症は、まぶたを開く主要な筋肉(眼瞼挙筋)の作用低下や腱膜のゆるみによってまぶたが下がる状態であり、個々のまぶたの厚み・筋力・組織の状態が左右で異なることが多く、単純に同じ操作を左右で行っても同じ結果にならないことがあります。
しかも従来の一般的な固定法では、手術中に一度で固定してしまい、その後の開瞼状態を「運任せ」にしてしまうことがあるため、開きすぎや開き不足、左右差が起きやすいという課題がありました。
そこで当院では、瞼板固定の結果の精度を高めるために、アジャスタブル縫合(調整縫合)という手法を考えだし進化させています。
こだわり ①:微細なデザイン設計と術中確認

まず手術前のデザイン線は、元々の二重幅・蒙古襞の有無・瞼全体の厚み・皮膚の厚み・余剰などを的確に見極める重要な設計図です。
スキンペンのような太い線は不正確になりがちで、当院では専用器具で極細線を引き、左右バランスを慎重に決定しています。
また術中は、TKDアジャスタブル瞼板固定により手術中のデザイン確認(術中定量)を納得できるまで何度も行い、実際の開瞼状態を鏡越しに患者さん自身にも確認していただきながら進行します。
こうした細かな確認体制が、左右差の少ない術後結果につながっていルと考えます。
デザイン線について
手術において、切開線を決めるデザイン線は、手術における設計図みたいなものです。
如何に、正確に、左右対称に描くか? 非常に重要なものとなります。
つまり、最初に決めるデザインで、二重の幅、蒙古襞の有無、末広型or平行型の二重、術後の皮膚の弛みなどが決まってくるわけです。
実は、当院では、一般の形成外科医が使用しているスキンペン(医療用マーカー)を使いません。
なぜなら、スキンペンの線が太すぎて、使い物にならないと考えているからです。
太い線で書けば、当然、切開線がブレる、つまりは、大事なデザインがブレるのは、至極当たり前のことだと思います。
代わりに、当院では、自分で加工した木の軸を尖らせたもので、ピオクタニン溶液(紫色の染料)を使って、極細の線を引いております。
極細の線でのデザインでこそ、綺麗な仕上がりの第一歩だと思っております。
そして、線を引く際にも、皮膚は、引っ張ると伸びますし、瞼の形も左右差があることも少なくないため、そういったことも考慮に入れながら、慎重にデザインをしております。
こだわり ②:アジャスタブル縫合(調整縫合)による精密な支持
当院が行っているTKDアジャスタブル瞼板固定法とは、固定位置へ糸をかけたあと:
- まずは仮固定を行い
- 実際に目を開けた状態を確認
- 必要に応じて微細に調整(アジャスト)
- 納得のいく開き・左右差の状態で最終固定
という流れで進める方法です。
この手法のポイントは、単純な「何点で固定したか」ではなく、術中に視覚的に確認しながら調整を重ねることです。まぶたの開きはほんのわずかな差で大きく変わるため、繰り返しフィードバックをかけながら調整することが、左右差を最小化し、自然な開瞼につながるのです。
医学的にも、アジャスタブル縫合術は術後の位置決めの柔軟性が高く、過剰な固定や不足を防ぐと考えられています(可変固定が再調整を可能にすることによって、予期せぬ結果を減らす手法として報告されています)。
特に、眼瞼挙筋の筋力に左右差がある症例では、眼瞼下垂症手術はより繊細な調整が求められます。
筋力の左右差は、先天的な要因によるものだけでなく、加齢に伴う筋肉の萎縮、あるいは長期間にわたる眼瞼下垂症によって生じる廃用性萎縮など、さまざまな背景によって生じると考えられます。
このような場合、挙筋腱膜の前転操作やミュラー筋のタッキングといった標準的な操作のみでは、十分な開瞼が得られなかったり、結果として左右差が残りやすくなることがあります。
単純に同じ操作を左右に行うだけでは、それぞれの筋力差を反映した細かな調整が難しいためです。
そこで当院では、下がりの強い側にはやや強めの矯正を、下がりの軽い側には控えめな矯正を行うといったように、左右それぞれの状態に応じた張力調整を、TKDアジャスタブル瞼板固定縫合法によって行っています。
術中に実際の開瞼状態を確認しながら微調整を加えることで、筋力差を踏まえた現実的かつ再現性の高い左右バランスの調整が可能となります。
眼瞼下垂症手術は、単なる「縫い合わせる」だけの作業ではありません。まぶたの機能と審美性を両立させ、長期にわたって自然な開瞼を保つための設計と調整が最も重要であり、当院はそこに徹底してこだわっています。
左右差のない結果を得るためには、単純な手技の巧みさだけではなく、**術中の確認・微細な調整・固定方法そのものが結果を左右する要素です。**当院が採用するアジャスタブル縫合は、こうした細かな調整を可能にすることで、術後の安定性・自然さ・左右差の少なさに結びついています。

こだわり ③:麻酔・出血・痛みまで徹底管理

当院では、麻酔量を最低限に抑え痛みを和らげながら筋肉の自然な反応を保つ工夫や、笑気麻酔の導入により患者さんの不安・出血量を最小化しています。
笑気麻酔は一般的な手術にも多数取り入れられている手法ですが、当院ではこれを眼瞼下垂症手術に組み込み、術中の出血が少なく、術時間が短くなるメリットを得ています。
出血を極力抑えることは、組織のボリューム変化を防ぎ、左右バランスの狂いを極力減らすためにも重要です。
麻酔の量についてこだわる
当院では、使用する麻酔の量は厳密に管理しております。
麻酔には、痛みを取る作用と、筋肉を麻痺させる作用があります。眼瞼下垂症において、極力、筋肉を麻痺させずに、痛みだけとる麻酔が必要となり、最小限の麻酔で済むように絞って使います。
加えて、左右同時に行う際には、麻酔の効き具合を左右とも同じにしないといけません。
デザイン確定の前に、追加の麻酔を行うことがないようにしております。
手術結果の良くない医師の手術は、手術時間が長くなりすぎて、追加の麻酔を行わざる得ません。
そうすることで、デザインが崩れるからです。
麻酔は、基本的に40分を過ぎると、切れてきます。
したがって、眼瞼下垂症手術の手術時間が40分を超える場合、失敗するリスクが格段に上がっていくとお考えいただいて差し支えありません。
当院に他院修正のご相談に来られる方々のほとんどが、前医の手術時間が非常に長いことが多いことからもわかります。
中には、両眼で5時間・・・7時間・・・とか仰られているケースも、実際にございます。
当院が、両眼40分以内の手術にこだわる理由がそこにあります。
笑気麻酔でこだわる
2021年3月から、当院では笑気麻酔を眼瞼下垂症手術において、標準的に使用するようになりました。
当院で眼瞼下垂症手術を受けられる方は、遠方から来られる方が多く、初めて訪れた病院、初めて話をするドクター、眼科スタッフ・・・そして、初めての手術・・・不安で不安で仕方がなくなるのは、しょうがないことだと思います。
※関連病院のフラミンゴ眼瞼・美容クリニックでも、笑気麻酔装置を導入してありますので、ご安心ください。
ちなみに、笑気麻酔は、そのような不安を和らげることが出来る、当院の眼瞼下垂手術の大きな武器になりました。
実は、当院のお隣には、NSデンタルオフィスという歯科医院があり、その院長である鈴木宏尚先生は、非常に優秀な歯科医師でもあるのですが、プライベートでも仲良くさせて頂いております。
鈴木先生との、ふとした会話の中で、施術に関する患者様の不安をどのように取り除くことが求められるのかを話していた際に・・・笑気麻酔を歯科では使うことがあるという話を聞くに及んで、眼瞼下垂症手術に使えるのではないかと考えたのがキッカケでした。
実際に使用してみると、術中の出血が非常に少なくなりました。
正確に言えば、ただでさえ少なかった術中の出血が、更に出血が少なくなったと言えます。
止血に要する時間が減りますので、手術時間が短くなりました。
加えて、使用する局所麻酔の量が、さらに減りました。
術中の左右差が出る最大の要因を減らすことができました。
眼瞼下垂手術を受けられる方の不安を取り除くために始めた笑気麻酔でしたが、手術の結果についても、ものすごい恩恵を感じ、標準の麻酔として使うようになりました。

可能な限り、痛みを減らすことにこだわる

眼瞼下垂症手術を前向きに検討している方にとって、一番の関心事として、手術の痛みについてだと思います。
通常、眼瞼下垂症手術の麻酔は局所麻酔ですので、基本的に注射針で皮下に注射する形になります。したがって、局所麻酔の痛みが、手術においての一番の痛みになるかと考えます。
この痛みは避けようがないのですが、高田眼科(フラミンゴ眼瞼・美容クリニック)では、BullBull penというデバイスを使うことで、眼瞼下垂症手術での痛みを和らげる努力をしております。
BullBull penは、Y字形状のプラスチックの先端を皮膚に押し当てて、注射部位を振動させるペン型振動器です。
振動させることで、注射の痛みを和らげることができます。
痛みが少なければ、不用意な血圧上昇を防ぐことができ、術中の出血を防ぐことが出来ます。
さらには、先端がY字になっているので、麻酔の拡散を防ぐことができ、使用する麻酔の量を減らすことができ、左右差の少ない眼瞼下垂症手術を行う上で、非常にメリットがあります。
BullBull penを眼瞼下垂症に使用している施設は、中々、無いと思います。
※この投稿をみて、採用される施設は増えるとは思いますが・・・。
このように、当院(高田眼科/フラミンゴ眼瞼美容クリック)では、眼瞼下垂症手術において、独自の工夫を重ねております。
こだわり③:最小出血にこだわる

こだわったデザインの線に基づいて高周波メスで正確に切開することにしております。
当院は、敢えて、金属メスは使用しません。
金属メスは、高周波メスと同様に鋭利に切れますが、最大の難点として出血の要素があります。
出血を最小限に抑えなければ、出血により、組織のボリュームも変わり、また、血液に染まることにより、オリエンテーションが付かなくなります。(手術操作をする組織を別の組織と取り違えやすくなってしまいます。)
出血を最小限に抑えることで、左右の瞼の状態に対しての出血の影響を抑えることで、デザインの差が無くなると考えます。

こだわり④:切除する組織の量にこだわる

当院では、眼瞼下垂手術における組織切除量について、保険診療と自費診療診療とでは明確に考え方を分けて対応しています。
多くの患者さんでは、術前に目の開き方に左右差があっても、皮膚の余剰量やまぶたの厚みそのものには大きな差がないことがほとんどです。
そのため手術の初期段階では、左右で切開位置や切除量をできる限りそろえ、「左右同条件で行うこと」を基本の基準として手術を進めています。
切除した組織は左右別々に置き、目で確認できる形にすることで、術中の判断の精度を高めています。
保険診療における眼瞼下垂手術の目的は、あくまで機能回復です。そのため当院では、可能な限り眼瞼挙筋腱膜の固定による調整にとどめ、皮膚や筋肉、脂肪といった組織の切除は最小限、あるいは行わない方針を取ることがあります。
組織切除による左右差の調整は、うまく決まれば非常に良好な結果を得られる一方で、一度切除すると元に戻すことができない、不可逆的な操作でもあります。
そのリスクを積極的に取ることは、機能回復を第一目的とする保険診療の考え方とは相容れないと考えています。
一方で、自費診療(自由診療)では、機能面に加えて形態の完成度や左右差の最小化をより高いレベルで追求することになります。
そのため手術前半では、まず左右同量の切除を基本とし、左右を揃えた状態をしっかりと作ったうえで、最終段階において必要に応じて追加の調整を行います。
具体的には、皮膚、眼輪筋、ROOF、眼窩脂肪などを適切に追加切除し、ボリュームの左右差を細かく整えていくことで、より完成度の高い仕上がりを目指します。
こだわり⑤:術中のデザイン確認(術中定量)
当院の術中のデザイン確認(術中定量)は、術中に平均して4回程度は行っております。
眼瞼挙筋腱膜の前転固定を行う前に確認。そして、仮決めして、確認。微調整し、本締めして、確認。そして、皮膚縫合して確認。
途中、ご本人にも鏡を自分の手で持っていただいて、ご自身で確認することを徹底しております。
これは、全ての眼瞼下垂症手術で行っております。
ご希望されれば、お付き添いのご家族にも見ていただくこともしております。
術中に完璧に左右差なく、綺麗な仕上がりになっていれば、その後の術後の経過においてのデザインの乱れが起こることは少ないと考えております。
術中の仕上がりに自信があるからこそ、腫れていない手術中の状態を見せられると考えていただいても差し支えありません。
つまり、術中にキチンとした結果が出ていることに納得していただければ、術後の経過観察でのご本人の不安解消に繋がると考えているからです。
当院では、術中の眼瞼の高さを完璧に整えるために、高さの微細に調整が出来る独自の縫い方(アジャスタブル縫合)を行っております。
すなわち、独自の縫い方があるからこそ、術中に妥協せず、納得のできる縫い方ができます。

こだわり⑥:手術の早さにこだわる

どんなに上手く手術を行っても、翌日は、それなりに腫れてしまいます。
その状態を鏡で見たときに、冷静にいられるための心の拠り所になるのが、術中に確認した素晴らしい結果だと思います。
「今は腫れているけど、術中に見たような感じに良くなる」と自信が持てるからです。
逆に、長時間にわたる手術となってしまう施設だと、術中の確認の時点で、酷く腫れており、デザイン性とかもあったものではありません。
つまり、手術時間が短くなれば、術中の確認時点での腫れも少なく、その分、術中の確認時点のデザインと、最終的な傷が落ち着いた時のデザインとの違いなくなるわけです。
当院の手術結果が良いのは、単純に手術が早いのも大きな理由の一つだと言えます。
こだわり⑦:顕微鏡、カメラでの確認

手術中にデザインをするわけですが、いろんな手段での確認方法を行っております。
まずは、顕微鏡を通して、角膜(黒目)に対する瞼の被り方の違いに注目をし、左右差がないことを確認した上で、患者様ご本人に手鏡をお持ち頂いた上での確認も非常に重要です。
麻酔をしていると、感覚が麻痺している状態ですので、鏡を見ずに開瞼の状態を確認しても、実は不十分なことが多いからです。
手鏡を使って、しっかり確認してこそ、誤差の少ない眼瞼下垂手術となります。
加えて、当院では、専用のカメラで、手術途中にも写真を撮って、確認をするようにもしております。
このように、多角的な方法で、確認することが非常に重要になります。
こだわり⑧:術後経過の確認頻度

術後経過では、左右差が出てしまうケースもありえますが、当院では術前・術中・術後の写真を記録しながら丁寧にフォローし、必要なタイミングで最適な対応をご提案しています。
術後来院の重要性を患者さんに何度もお伝えし、不安の少ない回復をサポートします。
当院は、手術を受けられた方に関しては、出来るだけ細かく診察をさせて頂き、アフターフォローを受けていただくように、特に強調してお願いしております。
やはり、細やかに診察・確認を行った方が経過が良いと経験的に言えるからです。
先の項でも述べましたが、術中のデザイン確認(術中定量)の際は、可能な限り、左右差がない状態になったのを確認して、手術を終わらせるようにしております。
しかしながら、どんなに、左右差がない状態で手術を終わらせたとしても、実は、術後のダウンタイム中は左右差が出てしまうことは、頻繁に起こります。
目の開き方の左右差、二重幅の左右差、傷跡の左右差、腫れ具合の左右差、・・・枚挙に遑がないぐらいですが、ダウンタイム中は左右差が出てくることがあります。
ちなみに、私の経験上、術後、決められた術後の診察に来られない方ほど、手術経過が悪く、結果として、最終的な仕上がりに問題が出ることが多いと感じております。
術後の経過を見る中で、間違った対応をされている方というのは一定数出てきますが、アフラーフォローに来てくださらない方ほど、そういう決められた対応が出来ない方が多いと言えるからです。
それが、手術の仕上がりに大きく影響します。
二重幅などは、顕著で、誤った創部(キズ)への対応を行うと、傷の部分の瘢痕形成が強くなり、自然な二重形成が出来ないからです。
ちなみに、瘢痕形成が強いと、二重は不自然に広くなったり、食い込んだ二重になります。
そして、当院は、手術前、手術中に限らず、逐一、術後経過で受診された際など、要所要所で必ず写真を撮るようにしております。
手術前から手術中、そして、手術後、事細かに、写真を撮ることで、パラパラ漫画のように写真を並べることが可能となります。

術者からすると、患者さんごとにダウンタイムの状況がことなり、その瞬間、その瞬間だけで経過の正確な判断が難しいと言えます。
今ある問題が一過性なのか?永続的なのか?の判断は、時系列での状態の変化を見て、改善する方向に変化のベクトルが働いているのか?いないのか?での要素で判断するしかないと言えます。
この流れを見ないことには、手術の経過の良し悪しの判断が出来ないといえます。
つまり、ダウンタイム早期においての左右差は、すぐに、再手術を行うのではなく、より細かく診察を受けて頂き、経過のベクトルを定めてから、再手術なりを計画する形になります。
現に、手術直後から左右差が強く、3ヶ月後の診察をした際に、再手術を計画したものの、その数ヶ月後の再手術の当日になって、左右差がなくなっており、結果として、再手術を手術直前に取りやめにさせて頂いたことも少なからずあります。
眼瞼下垂症手術の再手術については、当院は、何度でも行えるように組織に余計な侵襲を与えないように、気をつけておりますので、再手術への抵抗感はありませんが、再手術せず、待つだけで問題がなくなるのであれば、それがベストと考えるからです。
ちなみに、手術後、早期に再手術をしたとしても、腫れが残っている状態で、その腫れも左右差があるような状況で、術中定量をしっかりやるというのは非常に難しいため、上手くいくという保証ができないといえます。
当院のメール相談に、他院での手術後間もない時期に、他院の手術の経過について、質問をいただくことがあります。
ただ、残念なことに、ダウンタイム中の一瞬だけを切り抜かれても、私には、手術が上手く行ってないのかの判断は難しいといえます。
さらに言うと、眼瞼下垂手術は、術者によって、非常にバリエーションが多いため、手術の経過のパターンが異なることが多いですので、他の術者の経過を私がみるのは、非常に難しいという面があります。
したがって、どうしても、このようなメールのご相談に関しては、当院では判断ができないため、まずは、手術をされた術者の診察を小まめに受けていただくようにアドバイスさせていただいております。
もしくは、一度、その段階で受診して頂き、よっぽどのことがなければ、再度、術後、3ヶ月経ったぐらいで実際に診察をさせて頂き、改めて方向を決めさせていただくことにしております。
まとめ

当院は、お陰様で、眼瞼下垂手術の症例数が多く、2万件を超えており、豊富な手術経験が自分の手術の太い骨格になっております。
これだけの数をこなしてきたということは、正直に言えば、残念ながら上手くいかなかった症例も経験しているということになります。
しかしながら、上手くいかなかったことの中に、成功のエッセンスが隠されていると考えているわけで、同じようなことが2度と無いように、工夫を重ねてきております。
結果としては、当院では、そういった経験を踏まえて、他院修正手術を多く手掛けております。
他院の修正手術の場合、前の術者による手術内容の差が多いの
結果、瞼の治療に伴って出来ているだろう瘢痕組織の問題などが大
それでも、当院は、悩みに悩み抜いて、当院を選んでくださった方のために、他院修正と聞いただけで通常はお断りする医療機関が多いと思いますが、かなりの割合でレスキュー出来ていると思います。
手術に対して、束(たば)で見るのではなく、一人一人の瞼の状態をみながら、真摯に対応することが非常に重要だと考えております。
そのために、出来ることを一つ一つずつ積み上げて、最高に喜んでいただけるような手術をご提供できるように努力し続けていおります。
この記事でも書き切れない工夫も多々ございます。
そういった工夫の分かりやすい結果が、TKD切開法だったり、ファシアリリース法だったり、アジャスタブル縫合だったりいたします。
どうぞ、当院をよろしくお願いいたします
最後に、眼瞼下垂症の術後トラブルについては、下記のブログ記事で詳しく解説させていただいております。
ぜひ、参照してみてください。

自然な瞼(まぶた)を求めて眼瞼下垂手術を受けたにもかかわらず、予想していない状態に当惑される患者様は多いと思います。
眼瞼下垂症専門として、多くの症例を執刀してきた経験に基づいた眼瞼下垂症手術後のトラブル項目を網羅して説明させていただいた記事となります。
目に関する悩みで困ったら、まずは専門医に相談してみてください。
「目が開けにくくなった」「まぶたが瞳にかかって視界が狭い」「眠そうと言われる」 そんなお悩み、放っておかずに一度ご相談ください。
当院への眼瞼下垂症手術のご相談は、LINEから簡単にご予約いただけます。
医師または専門スタッフが、あなたの症状に合わせてご案内いたします。







