高田院長の眼瞼下垂症ブログ

眼瞼下垂症こぼれ話(自由診療!?)@浜松の高田眼科

先日、とある美容外科に対しての集団訴訟のニュースがありました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141030-OYT1T50109.html?from=hochi
(引用元:読売オンライン)
この事件は、ケーブルスーチャーによるフェイスリフトについての問題でした。

師匠の二木 裕先生は、一流のフェイスリフトサージャンですが、常々、「偽のフェイスリフト手術が横行している。」とボヤいていらっしゃったのが懐かしく思います。師匠の元での修行中、フェイスリフトの手術の助手に何度も付きましたが、何時間もかかる、本当に大変な手術でした。

このような構図は、眼瞼下垂症手術においても、起こりえる問題だと思います。

眼瞼下垂症手術は、機能的改善目的 と 審美的な改善の二つの目的要素があります。
通常の保険診療の眼瞼下垂症において、優先されるのは機能的改善の部分であり、審美的な要素は基本的には、あまり考慮に入りません。
逆に、美容外科においては、当然、審美的な改善を全面に出しますが、金銭的な負担が強くなります。もちろん、保険診療を行っている美容外科においても、収入の面から、できるだけ保険診療ではなく、高額な請求ができる自由診療を薦めます。

実は、保険診療と自由診療との境界が、ROOF脂肪切除(隔膜前脂肪)、眼窩脂肪切除の二つの手技のいずれかが含まれるかどうかで決まっている場合が多く、美容外科のカウンセリングでは、「今回のケースでは、ROOF切除、眼窩脂肪切除が必要となりますから、保険適応とはならず、自由診療となり、しかも、難しい施術となりますから、手術費用は〇〇万円です。」となるわけです。
酷いところでは、難しいROOF切除どころか、単純な皮膚切除を加えることだけでも、自由診療となるわけです。

当院のように眼瞼下垂症という疾患の有無での線引きで保険適応を決めるのではなく、これから行われる手術手技の内容により、保険診療となるか? 自由診療となるか? が決まってくるのです。
この点をご留意頂いた上で、病院選びをして頂ければ幸いです。

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