手術・治療の話

眼瞼下垂の手術「眉下切開(アイリフト)」

2021.3.4 記事内容を修正しました

眼瞼下垂の手術について

「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」の手術治療法は、大きく分けて「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」の機能が残されている場合に行われる「眼瞼挙筋短縮術」「眼瞼挙筋腱膜前転術」と、眼瞼挙筋がほとんど機能していない際に実施される「前頭筋吊り上げ術」に分けられます。

さらに、加えると、単純皮膚切開手術があります。

そして、その単純皮膚切開の一つに、「眉下切開法」があります。

瞼の皮膚を切開する手術、つまりは、眼瞼挙筋前転法、眼瞼挙筋短縮法、前頭筋吊り上げ術のデメリットとして、


などがあると考え、「眉毛下切開法」を希望される患者様が多い印象です。

施術する側も、単純に皮膚を切開、切除、縫合するというシンプルな手術ですので、その点を考えても、メリットがあります。

しかしながら、尾毛下切開のデメリットは、やはり傷跡が目立つことだと考えます。

前頭筋は、前頭、つまり額(オデコ)の筋肉で、額にシワを作る筋肉ですが、眉を上に挙上する役割があります。

人は眉を持ち上げると、繋がっている(連なっているとも言えますが)瞼も上がることが期待できるというわけです。

どちらかというと、瞼が上がるというよりかは、瞼の皮膚が持ち上がって、余分な皮膚の被りがなくなって、

楽になるというイメージで、眼瞼下垂症の改善としては、そのほかの手術手技に比べて、満足度が低いと言えます。

 

眉下切開術の実際は?

眉下の縁の線に沿って、皮膚切開のデザインを決めて、切除、縫合する方法です。眉下切開の適応のある方は、眼瞼挙筋や挙筋腱膜に異常のない、言い換えれば、 挙筋が瞼板から外れていないケースが対象となります。

STEP 1

blowliftstep0
STEP 2

眉下の縁を基準に紡錘状、三日月状の皮膚切除デザインを設定します。

blowliftstep01
STEP 3

出来るだけ目立たないように縫合する。

blowlift02


 デザイン通りに皮膚を切除し、眉毛の生え際が自然になるように、少しヅラしながらランダムに縫うようにします。

傷口が直線的すぎると、問題がある場合もあり、W切開法という傷口がランダムになるようにして目立たなくする方法もあります。

ただ、そういった手技に場合には、高度な技術と手間と時間が必要であるため、自由診療となることが多いとお考えください。

[切開線が不自然にならないための工夫]

毛包斜め切断法

毛に対して垂直に切開すると、切開線に沿って毛根が無くなってしまい、眉と傷との境界がハッキリし過ぎてしまうので、斜めに切開する方法がキモとなります。 毛包斜め切断法といい、切開線上に毛が残る方法となります。

毛包斜め切断図のように切断することで、毛包を切開線の上に残すことができ、直線的な脱毛を避けることができます。

w切開法

皮膚には、きめ細かいシワがランダムに入っております。 人間の目には、そういったランダムな模様の中にある直線的な変化を敏感に感じ取ることができます。 つまり、直線的な傷は、皮膚にあるランダムな模様を乱しているため、目立ち易くなります。 形成外科の手法には、w切開というものがあり、直線的な傷を敢えて、ギザギザにすることで、目立たなくされる方法があり、 眉下切開にも応用すると、よい場合があります。 もちろん、あまり大きなギザギザだと余計に目立つため、小さめなギザギザデザインとするのが鉄則となります。 しかし、細かすぎると、それはそれで、傷跡の線が太くなり過ぎて、逆に目立ってしまう可能性もありますので、注意が必要です。

眉下切開術に対しての高田眼科の考え方

 顔面の傷は、意外にダウンタイムが長いと言えます。
特に、下眼瞼への手術や、眉下切開の手術は、二重の奥に傷を隠せる上眼瞼の手術と違い、目立ちやすいと言えます。

完全に赤みが消えるまでには、1ヶ月〜3ヶ月・・・場合によっては、それ以上の期間がかかる可能性があります。

しかしながら、傷跡の問題だけを除けば、手術手技としては非常にシンプルな方法ですので、創部のトラブル以外には、失敗は少ないと言えます。

高田眼科(ひとみ眼科)は、眉下切開の場合には、自由診療となりますが、毛包斜め切開、w切開を駆使して、手術を行うことが可能となっております。

TAGタグ