お知らせ|高田眼科

高田眼科での眼底検査に用いている最新医療機器

Dr.髙田

2006年の開院以来、当院では、様々な最新検査機械を導入しており、さらに、新しいものが出れ、有用なものであれば、どんどん更新もしてきております。

現在、以下の3機種を導入しています

超広角眼底カメラ(オプトス)


:網膜周辺部を無散瞳で撮影が可能になりました。

従来の眼底カメラでは取れなかった広範囲の網膜写真を散瞳せずに撮ることができる大変優れた検査機器です。

SS-OCT (Triton OCT)


:網膜深部の構造を詳細に確認可能となった。OCTの技術を応用して血管造影を造影剤
なしで、一部の狭い部分だけですが、撮影可能になりました。

超広角 OCT angio(Xephilio OCT-S1)


: SS-OCTよりも、さらに段違いの広い範囲を無散瞳・造影剤なしで網膜周辺部の血管造影とOCT網膜断層撮影まで撮影することが可能になりました。

ちなみに、超広角OCT angio(Xephilio OCT-S1)を導入した機器となります。

OCT(網膜三次元解析)について説明しますと、眼球内の一番奥底にある「網膜」の断面を魚群探知機のように画像化することによって、網膜を立体的にとらえることができ、網膜疾患による浮腫(むくみ)の程度や出血の範囲や深さなどを精密に把握することができる検査機器です。

OCTにより加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜剥離など、さまざまな病気が発見できるほか、緑内障など視神経疾患の診断や経過観察にも有効です。

さらに、OCTを時間差で撮影してその差分を出すことで、血流の信号のみ抽出することができます。

これをつなぎ合わせることで、造影剤を使用することなく、血管を映し出すことができ、それをOCTAと言います。

当院が導入しているOCT-S1は、従来の機械では狭い範囲しか撮影できなかったOCTA画像を広範囲かつ深部に至るまでの眼底血管の三次元撮影を可能にしました。

ちなみに、従来の眼底造影検査では検査直前に造影剤を腕に点滴注射してから、撮影という流れが一般的でした。

しかも、造影剤のアナフィラキシーショックなどの命に関わる副作用の問題や、注射の痛み、検査手技、時間の煩わしさから、あまり頻繁にはできない検査でした。

しかしながら、OCT-S1で検査すれば、造影剤を使用することなく、簡単に、すぐに撮影ができますので、患者様にとって、身体的にも精神的にも、非常に負担のない検査機器となっております。

したがって、定期的に病態の評価に必要な血管を撮影することが可能となり、状態の変化について、しっかりフォローすることが可能となっております。

当院では、狭小なクリニックでありながらも、最先端の設備の導入を進め、早期診断を心がけ、高次病院への連携をスムーズにすることが出来ると考えております。

これまで出来なかった網膜の血管の状態について、簡便に負担なく確認が出来ることにより、より確実に疾患の病期ステージを確認できることで、最良の治療タイミングを検討することに大変有効だと言えます。

特に糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などによって発生する無血管領域(NPA)に対して、できるだけレーザー治療をせずに薬物療法で維持していく際には強力な味方となってくれますし、逆に、レーザー手術を行うべき判断ともなります。

この最新のOCTであるS-1は、全国的にも、まだクリニックレベルでは、ほとんど導入されていない検査機器です。

この検査に関して、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

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