眼瞼下垂の基礎知識

眼瞼下垂の症状「動眼神経再生過誤」

髙田 尚忠

「動眼神経再生過誤(どうがんしんけいさいせいかご)」という、この聞き慣れない疾病の言葉の意味を一つ一つご説明します。

まず「動眼神経」は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」と密接に結び付く神経で、外眼筋(がいがんきん)を支配する以外に、まぶたを挙げるために働く「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」を司っています。

次に「再生過誤」とは、再生(この場合は、動眼神経が麻痺した後の神経再生)が過誤(誤り・過失)してしまうことを意味し、それが原因となって眼瞼下垂が発症します。

では、なぜそのような事態が引き起こされてしまうのでしょうか。

原因としては、赤ちゃんが産道を通過する際や子宮腔内での胎児の位置(胎位)などにより頭部が圧迫されたりする出産時のトラブルや、成人になってから頭部に受ける外傷、(血液を臓器や組織に届ける)動脈にできる瘤(脳動脈瘤/のうどうみゃくりゅう)などにより、動眼神経が傷ついたり圧迫されたりすることで生じる麻痺が挙げられます(この場合に特筆すべきは、脳動脈瘤の破裂は、クモ膜下出血から命に関わる事態も予想されるため、MRIなど頭蓋内の精密検査や脳神経外科による処置が緊急に求められるということです)。

さて、動眼神経再生過誤は、こうして麻痺した神経が再生する過程で、本来、支配している筋肉とは異なる筋肉を誤って支配してしまうことにより生じます。

神経線維は、線維束と呼ばれる長いケーブルが、接触しながらまとまって走っているイメージを浮かべていただけるとよいと思います。

ここで、障害が生じた神経が再生する過程で、正常なケーブルではなく隣接する別のケーブルに誤って接続される「迷入再生」を引き起こす場合があります。

こうした状況が動眼神経再生過誤と呼ばれ、前述の症状に結び付きます。

再生過誤そのものの治療は困難で対症的な療法しかないといわれてきましたが、リハビリや投薬による症状の改善が報告されています。

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このブログの執筆者
髙田 尚忠
髙田 尚忠
高田眼科 院長|フラミンゴ美容クリニック/銀座Jクリニック/あさ美皮フ科 眼瞼手術担当
岡山大学医学部卒業後、郡山医療生活協同組合 桑野協立病院などの様々な医療機関を勤務し、現在は高田眼科の院長を務めつつ、関連クリニックの名古屋ののフラミンゴ眼瞼・美容クリニック、銀座のJ clinic、亀戸のあさ美皮フ科においても、眼瞼下垂手術を中心に多くの年間2000件以上の手術を行っています。「見え方(視機能)」と「日常の快適さ」を回復することを第一に、診察では原因(加齢・コンタクト・体質・既往手術など)を丁寧に整理し、必要な治療を分かりやすく説明すること心がけています。 このブログでは、眼瞼下垂の症状、治療選択、術後経過で不安になりやすいポイントなどを、専門医の立場からできるだけ具体的に発信しています。
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