眼瞼下垂の基礎知識

新しい網膜三次元解析装置OCTを導入しました。

Dr.髙田

当院(高田眼科)開院直後にOCTを導入し、7年経ちました。

導入後、度々、バージョンアップを行っておりましたが、この度、新しい原理でのOCTが発売されたので、導入することといたしました。

TOPCON社製DRI OCT Triton、つまり、Swept Source-OCTという最新の網膜三次元解析装置となります。

これは、従来のOCTと異なる波長の光を使います。

それは、波長1μm帯光源は網膜組織の深いところまで浸透するので、眼底深部の観察や硝子体などに混濁がある場合での観察を容易になります。

つまり、眼底出血や白内障などがあり、OCT撮影が出来なかったケースでも、撮影が可能になるわけです。

100,000 A-Scan/ 秒の高速な撮影スピード、つまり、一秒間に10万回測定することにより、眼球運動の影響を受けにくく、しかも、高精細なOCT画像を撮影することができます。

また、波長も以前の半分以下と短いので、以前のOCTよりも2倍の以上の解像度の画像となります。

また、撮影光は完全に見えませんので、患者さんが撮影光を目で追うことにで、撮影ミスが減らすことができます。

まとめると、新しいOCTでは、

  1. 非常に短時間で取れます。
  2. 非常に精細な画像が取れます。
  3. 網膜の中心(黄斑)の血管像を撮影することが出来ます。
  4. いままで、取ることが難しかった白内障のあるケースでも、より綺麗に取れます。
  5. 前眼部OCTというモードも採用しましたので、一部の緑内障の診断、緑内障手術後の管理に役に立ちます。

全国でも導入されていない最新の医療機器でありますので、それを活用することで
より高度な眼科診療が実践できるように邁進して行きたいと思います。

- 【眼瞼下垂】延べ2万眼瞼以上の手術経験 -
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