眼瞼下垂症こぼれ話(眼瞼下垂とは・・・part 1)
新年、明けましておめでとうございます。
今年最初のブログの更新ですが、今回から、少し、眼瞼下垂症の基本について、説明させて頂きたいと思います。
先ず、眼瞼下垂症とは・・・・??
この質問の答えは、単純で・・・「何らかの原因により瞼が上がらなくなることです。」
それで片付けてしまうと、身も蓋もありませんが、少し掘り下げて説明していきたいと思います。
先ず、手術で直せる眼瞼下垂症と 手術で治せない眼瞼下垂症があります。
手術で直せない眼瞼下垂症とは、神経の障害によるもの(重症筋無力症、動眼神経麻痺)、筋肉の変性によるもの(筋強直性ジストロフィー、ミトコンドリアミオパチー)などは、眼瞼下垂症手術では、残念ながら治せません。
手術で直せる眼瞼下垂症の代表的なものは、腱膜性眼瞼下垂と呼ばれるものです。
原因としては、コンタクトレンズの長期使用、加齢性の変化により、眼瞼挙筋腱膜が損傷されることです。
ここに、二つの動画をご提示いたします。

これは、正常な人の瞼の動きです。この動画は、非常に価値のある動画です。(無断転載禁止)
瞼板(軟骨):緑 を 腱膜:青 を介して、眼瞼挙筋:点線の赤 が引っ張っているのが判ると思います。
これが、腱膜の損傷により、瞼が上がらなくなるのが、眼瞼下垂症となります。
その動画がこちらとなります。

腱膜が伸びてしまっているので、眼瞼挙筋が正常でも、その力が瞼板に伝わらないのよくわかると思います。
コンタクトレンズの長期の使用や加齢により、腱膜に損傷が起こると、このパターンとなります。
少し長くなってしまいましたので、続きは、次回に・・・・。
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