眼瞼下垂症手術を検討される方が不安に思う事柄として、痛みについてのご質問を多く頂きます。
そういった不安を解消させ、安心して手術を受けていただくための高田眼科(ひとみ眼科)の工夫として、
- 出来るだけ細い注射針(32G針など)を使うこと、
- 麻酔クリーム(エムラクリーム)、麻酔ゼリー(キシロカインゼリー)を使用すること
などの工夫を以前のブログにも述べたことがあります。
しかしながら、閉所恐怖症の方や不安の強い方からは、眼瞼下垂症を希望される方の中には、「全身麻酔での手術は出来ないのか?」というご質問を頂くことが多かったのですが、静脈麻酔なども含めて、全身麻酔下での眼瞼下垂手術は難しいと考えておりました。
全身麻酔下での眼瞼下垂症が難しい理由は、高田眼科(ひとみ眼科)で大事にしている手術途中でのデザインの確認が出来ないからです。
全身麻酔を使って眼瞼下垂手術を行うと、当然、手術中は完全に眠ってしまうため、手術途中に目を開いて頂くことが不可能となってしまいます。
眼瞼下垂手術は、機能的な要素と審美的な要素の両立を図らなければならない、非常に繊細な手術です。
眼瞼下垂手術には、
- ダウンタイムが短く、出来るだけ腫れないこと
- 左右差がないこと
- ビックリ目になってしまうような過矯正にならないこと
- 兎眼にならないこと
が求められていることだと思います。
高田眼科は、巨大ショッピングモールのテナントクリニックとは言え、浜松市郊外に高田眼科が立地しているにもかかわらず、北は北海道、南は九州から・・・果ては、アメリカなどの国外に住まれている患者様の手術を引き受けてきました。
果てしなく遠方から高田眼科まで来られる方々は、高田眼科の眼瞼下垂症の仕上がりの美しさや工夫を重ねたオリジナルな眼瞼下垂手術手技を期待されてのことだと考えております。
高田眼科が理想として考える眼瞼下垂手術後の瞼を実現させるためにも、術中のデザインの調整を含め、デザイン確認は、高田眼科(ひとみ眼科)の眼瞼下垂手術の品質を安定させる肝(キモ)となるものとなります。
一般論になりますが、品質を高い水準で安定させるというのは、ブランドを形成する上で、何よりも大事なことだと考えられます。
良い品質、言い換えれば、一流ブランドというのは、高品質であるというのは当然なのですが、より大事なこととして、品質のバラツキをなくすことだと私は考えております。
具体的には、如何に失敗しないのか? さらに言うと、如何に再手術になる症例を減らすのか?と言うことに尽きます。
高田眼科(ひとみ眼科)は、そこにコダワリを持って、常に手術をしております。
(当院でも一度の手術で上手く行かず、再手術になることはあります。本当に残念なことです。それをご本人にお伝えする時、つまり、再手術をお願いする時は、いつも大変に申し訳ない気持ちなりますし、そういった思いを2度としたくないと常に考えてきたからこそ、今の工夫を重ねに重ねた高田眼科(ひとみ眼科)の手術があると言えます。)