レーシックとICL治療をどっちがいいか比較。費用や安全性・見え方の違いは？乱視・老眼ではどうなる
Dr.髙田
眼瞼下垂の手術と言えば名古屋のフラミンゴ眼瞼・美容クリニック
ICLとレーシックはどちらがいい？効果・リスクなど違いを徹底比較
Dr.髙田
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ICLとレーシックは、どちらも視力を回復させるための代表的な手術です。大きな違いは「角膜を削るかどうか」であり、この点を中心に費用・安全性・リスクを比較することが重要です。
ICLは角膜を削らず眼内にレンズを挿入する方法で、強度近視や角膜が薄い人でも受けられるのが特徴です。一方レーシックは角膜を削って視力を矯正するため、短時間で回復が早い反面、元に戻せないというデメリットがあります。
本記事では、両者の違いや費用、失敗リスク、適性、医療制度の利用可否、症例別の向き不向きなどを整理しました。さらに「芸能人の体験談」や「医師がレーシックを避ける理由」など気になる疑問にも触れ、信頼できるクリニック選びのポイントまで解説します。
この記事の著者
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高田 尚忠（たかだ なおただ）
高田眼科 院長｜ひとみ眼科 / フラミンゴ美容クリニック 眼瞼手術担当医師
岡山大学医学部卒業後、郡山医療生活協同組合 桑野協立病院などの様々な医療機関を勤務し、現在は高田眼科の院長を務める。2022年3月より、名古屋市内の伏見駅近くのフラミンゴ眼瞼・美容クリニックを開院。
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Contents
ICLとレーシックの違いは「角膜を削るかどうか」と費用・安全性
ICLとレーシックを比べる際に、最も大きな違いとなるのが「角膜を削るかどうか」です。ICLは角膜を削らず眼内にレンズを入れる手術であり、取り出しや再手術が可能です。そのため強度近視や角膜が薄い人にも適応できる柔軟さがあります。
レーシックは角膜をレーザーで削って形を変えることで視力を矯正します。手術時間は短く、術後の視力安定も早いのが特徴ですが、一度削った角膜は元に戻せません。
費用や安全性の面でも違いがあり、どちらを選ぶかは患者の体質や希望、生活スタイルに大きく関わってきます。詳しく見ていきましょう。
ICLは角膜を削らずレンズを挿入でき再手術や取り出しも可能
ICL（眼内コンタクトレンズ）は、角膜を削らずに目の中に小さなレンズを挿入する方法です。
角膜を傷つけないため、将来的に視力が変化した場合でもレンズを取り出したり交換したりできる柔軟性があります。特に強度近視や角膜が薄い人、ドライアイに悩む人でも受けやすいという点で注目されています。
また、ICLは紫外線カット機能を持つレンズを選べるなどのメリットもあります。一方で、眼内に異物を入れるため感染症や白内障などの合併症リスクがゼロではありません。そのため、適切な検査と術後管理が非常に大切です。
費用はレーシックに比べて高めですが、取り外し可能な安心感や将来的な選択肢を残せる点を重視する人から高い支持を得ています。
レーシックは角膜を削るため短時間で安定するが元に戻せない
レーシックはレーザーを使って角膜を削り、形を変えることで視力を矯正する手術です。施術自体はおよそ10分〜20分程度と短時間で終了し、翌日から視力が安定するケースも多く、社会復帰の早さが大きな魅力です。
ただし、一度削った角膜は元に戻せないため、過矯正や将来的な視力低下に備えて再手術が必要になる場合でも限界があります。また、角膜の厚みが不十分な人や強度近視の人は適応外となることもあります。
さらに、ドライアイやハロー・グレア（光のにじみ）などの症状が出る可能性もあり、事前の検査と説明をしっかり受けることが欠かせません。費用はICLより抑えられますが、不可逆性を理解したうえで判断することが重要です。
ICLとレーシックどっちがいい？費用・回復・安全性を一覧で紹介
ICLとレーシックを比べるとき、費用・回復の早さ・安全性の3点を整理すると分かりやすくなります。
ICLは角膜を削らずにレンズを入れるため、強度近視や角膜が薄い人にも適応可能です。費用は高めですが、取り出しができる安心感があります。
レーシックは角膜を削るので、短時間で回復しやすく費用も安めです。ただし不可逆性やドライアイなどの副作用が課題になります。自分の体質やライフスタイルに合わせて、どちらが最適かを見極めることが大切です。
ICLとレーシックの失敗リスク・デメリット
どちらの手術にもメリットはありますが、同時にリスクやデメリットも存在します。
ICLでは眼内にレンズを入れるため、感染症や白内障などの合併症リスクがゼロではありません。レーシックでは角膜を削ること自体が不可逆的であり、ドライアイや光のにじみが出ることがあります。
「やらなきゃよかった」と後悔しないためには、手術前にデメリットをしっかり理解し、担当医から十分な説明を受けることが欠かせません。
ICLのリスクとデメリット
ICLは角膜を削らない点で安心感がありますが、眼内にレンズを挿入する以上リスクも伴います。
最も注意すべきは白内障などの合併症です。レンズが水晶体に近い場所に入るため、時間の経過とともに影響が出る可能性があります。また、稀に感染症や眼圧上昇を引き起こすケースも報告されています。
さらに、術後の視力が思ったほど安定せず、レンズを交換したり取り出したりする必要が生じる場合もあります。これらは再手術となるため、身体的負担や追加費用がかかる点もデメリットです。
ただし、適切な検査と医師の判断があればリスクは大きく下げられるため、事前に信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
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白内障や合併症のリスクがある
ICLで最も懸念されるのが、白内障をはじめとする合併症です。レンズが眼内に存在することで、水晶体への影響や眼圧の変化が起こる場合があります。
白内障が進行すると視力低下につながり、最終的には白内障手術が必要になるケースもあります。また、術後しばらくは炎症や感染症を防ぐための点眼治療が必須であり、ケアを怠るとリスクが高まります。
こうした合併症を避けるためには、手術前に角膜や眼内の状態を丁寧に調べること、術後も定期的に検査を受け続けることが欠かせません。ICLは安全性の高い手術とされますが、油断せず慎重に向き合う姿勢が求められます。
レンズの取り出し・再手術になる可能性もある
ICLは角膜を削らずに視力を矯正できるため安心感がありますが、視力の変化や合併症によってはレンズを取り出したり交換したりする必要が生じます。
例えば、術後に度数が合わなくなった場合やレンズの位置に問題がある場合は再手術となります。取り出し自体は可能ですが、再び体に負担がかかる点は覚えておきたいポイントです。
また、強度近視の人は年齢とともに視力が変動することもあり、そのたびに調整が必要になることもあります。ICLは「後戻りできる」という利点がありますが、再手術が必要になるリスクも理解して選択することが大切です。
レーシックのリスクとデメリット
レーシックは角膜を削る手術のため、不可逆的なリスクが避けられません。術後は安定しやすいものの、一度削った角膜は二度と元に戻らないのです。
過矯正や視力の変動が起きた際には再手術で対応できる場合もありますが、角膜の厚みが足りなくなると再手術は難しくなります。さらに、ドライアイや光のにじみ（ハロー・グレア）が生じやすく、夜間の見え方に支障が出るケースもあります。
加えて、将来的に老眼や他の眼疾患が現れたとき、角膜を削ったことが治療に影響する可能性も指摘されています。手軽さだけで判断せず、長期的なリスクも考慮する必要があります。
手術で角膜を削ることによる問題
レーシックの最大の特徴は、角膜をレーザーで削り形を変えることです。しかし、これこそが最大のデメリットにもなります。
角膜を削ると物理的に薄くなり、角膜の強度が低下します。その結果、外的な衝撃に弱くなったり、角膜拡張症という合併症が出たりするリスクがあります。
また、削れる角膜の量には限界があるため、強度近視の人は適応外になるケースもあります。一度削った角膜は再生しないため、不可逆性を理解したうえで決断することが重要です。
ドライアイになりやすい
レーシックを受けた人の多くが経験すると言われるのがドライアイです。角膜を削る際に角膜表面の神経が切断されるため、涙の分泌量が減少してしまうのです。
この状態は数か月〜1年程度で改善することもありますが、慢性的に続く人もいます。特にパソコン作業やコンタクト使用経験が長い人はリスクが高いとされます。
ドライアイが悪化すると、視力の質にも影響し、かすみや眼精疲労の原因になります。目薬や定期的な検診でケアできるものの、完全に防ぐことは難しいため、事前にリスクを理解しておくことが欠かせません。
20年後の視力低下や合併症の懸念もある
レーシックは手術直後に視力が安定しやすい反面、長期的なリスクが指摘されています。
加齢による視力低下や老眼は避けられず、さらに角膜を削った影響で、将来別の眼疾患が発生した際の治療に制限が出る場合があります。
また、術後20年ほど経過した人の中には、角膜が変形したり視力が再び低下したりするケースも報告されています。レーシックは「短期的な効果」に優れる一方で、長期的な安全性や将来の視力変化にどう備えるかを考えながら選ぶことが重要です。
「やらなきゃよかった」実際の失敗例から学ぶ注意点
ICLやレーシックの手術後に「やらなきゃよかった」と後悔する人もいます。その多くは、事前にリスクを十分理解していなかったり、適性を無視して手術を受けてしまったケースです。
例えば、ドライアイが悪化して日常生活に支障が出たり、視力が思ったほど改善しなかったりすることがあります。また、夜間の光のにじみで車の運転が不便になる例も少なくありません。
こうした失敗を避けるには、手術前に複数のクリニックで検査を受け、十分な説明を受けることが欠かせません。成功例だけでなく、失敗談にも耳を傾け、慎重に判断することが大切です。
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ICLとレーシックの費用と医療制度の違い
ICLとレーシックは、費用面でも大きな差があります。
ICLは特殊なレンズを挿入するため手術代が高く、総額で50万〜70万円前後が目安です。一方レーシックは20万〜40万円前後と、比較的リーズナブルに受けられます。
さらに、医療費控除や生命保険で補償を受けられる場合がある点も見逃せません。費用だけで判断するのではなく、制度の活用や長期的な視力維持の観点も踏まえて検討することが大切です。
ICLとレーシックの費用相場と内訳
ICLの費用は手術代に加え、眼内レンズ代が大きな割合を占めます。総額は片眼で25万〜35万円、両眼で50万〜70万円前後となるのが一般的です。レンズの種類や度数、乱視矯正の有無によって価格が変動します。
レーシックはスタンダード型で両眼20万〜30万円前後、最新機器を使用するタイプでは30万〜40万円程度が目安です。最新機器を選ぶことで精度が高まりますが、その分費用は上がります。
いずれも術前検査や術後の通院費用が別途かかることがあります。費用の内訳を確認し、提示された見積もりに追加費用が含まれるかどうかを事前にチェックすることが、トラブルを防ぐポイントです。
ICLの費用の目安｜手術代・レンズ代など総額50万〜70万円前後
ICLは眼内に特殊なレンズを挿入するため、費用が高額になりやすい手術です。両眼で50万〜70万円前後が相場であり、そのうち大きな割合を占めるのがレンズ代です。
レンズの度数や乱視矯正機能の有無によって価格は変わり、強度近視や乱視がある人ほど高額になる傾向があります。また、術前検査や術後の通院、薬代なども別途かかるため、総額を把握してから検討することが大切です。
高額ではあるものの、長期的にレンズを入れ替えられる安心感がある点を重視し、ICLを選ぶ人も増えています。
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レーシックの費用の目安｜スタンダード型20万〜30万円・最新機器型30万〜40万円前後
レーシックはICLに比べると費用が抑えられるのが特徴です。スタンダード型では両眼20万〜30万円前後が一般的で、最新の高精度機器を使用する場合は30万〜40万円前後となります。
また、術前検査や術後通院費が別途かかることもあるため、見積もりを確認する際には「総額」で比較することが大切です。価格だけで選ぶとサポート体制が不十分なクリニックに当たる可能性があるため、費用と安全性のバランスを見極める必要があります。
安さだけではなく、実績やアフターケアを含めた総合的な視点で選ぶと失敗を避けられます。
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医療費控除や生命保険でカバーできる範囲
ICLやレーシックは自由診療のため健康保険は使えませんが、医療費控除や生命保険を活用できる可能性があります。
医療費控除は、1年間で支払った医療費が一定額を超えた場合に確定申告で所得税が戻ってくる制度です。両眼手術を行うと控除の対象になるケースが多いため、領収書を必ず保管しましょう。
また、生命保険に加入している場合は、契約内容によって手術給付金が受け取れることもあります。事前に保険会社へ確認することで、実質的な負担を軽減できる可能性があります。
医療費控除は一定額以上の費用を支払った場合に適用できる
医療費控除は、年間10万円（もしくは所得の5％）を超える医療費を支払ったときに申請できる制度です。ICLやレーシックの手術費用は対象となるため、領収書を忘れずに保存しておきましょう。
また、家族全員分の医療費を合算して控除できるため、手術を受けた本人だけでなく家族の分も含めると対象額に届きやすくなります。確定申告をすることで税金が還付され、実質的に費用を抑えられるのが大きなメリットです。
生命保険は契約内容によって手術費用が補償される場合がある
生命保険や医療保険に加入している場合、契約内容によってはICLやレーシックが「給付金の対象手術」として認められることがあります。
ただし、全ての契約で対象になるわけではなく、自由診療は除外されるケースも多いため、事前の確認が必要です。該当する場合は、数万円〜十数万円の給付金を受け取れることもあり、自己負担を減らすことができます。
保険適用の可否はクリニック側でも相談できるため、手術前に確認しておくと安心です。
費用を抑えるためのポイントと今後の価格動向
ICLやレーシックは高額な自由診療ですが、工夫次第で費用を抑えられる可能性があります。
キャンペーン割引や提携ローンを利用すると、初期負担を減らすことができます。また、複数のクリニックで見積もりを取り、検査内容やアフターケアを比較することも有効です。
将来的な価格動向としては、ICLはレンズの改良や普及によってコストが下がる可能性があり、レーシックは費用が横ばいで推移すると見込まれます。
ICLは今後レンズ改良で安くなる可能性がある
ICLは特殊な眼内レンズを使用するため高額ですが、今後は製造技術や流通の進化によりコストが下がる可能性があります。
特に、海外ではICLの普及が進んでおり、今後日本でも同様に需要が高まれば価格が安定することが期待されます。
費用面で選択肢が広がれば、強度近視や角膜が薄い人にとってさらに身近な治療法になるでしょう。
レーシックは費用が横ばい、最新機器の選択によりコストパフォーマンスを高められる
レーシックはすでに技術が確立しているため、費用は大きく変動していません。スタンダード型と最新機器型で価格差はありますが、ここ数年は横ばい傾向です。
ただし、最新機器を選ぶことで手術精度や安全性が向上し、費用対効果が高まる場合があります。多少の追加費用を支払う価値があるかどうかは、術後の安定性や合併症リスクの低減を考慮して判断するとよいでしょう。
ICLとレーシックの適性は体質や希望で変わる
ICLとレーシックは、どちらが向いているかが人によって大きく異なります。
ICLは角膜を削らないため、強度近視や角膜が薄い人にも適しています。さらに、将来的に視力が変化してもレンズを取り出すことで対応できる柔軟さがあります。
一方レーシックは、軽度〜中度近視で角膜の厚みに余裕がある人に向いています。短時間で安定した視力を得られることがメリットですが、角膜を削るため不可逆的である点は理解しておく必要があります。
ICLは強度近視や角膜が薄い人に適している
ICLは角膜を削らないため、角膜が薄い人や強度近視の人でも手術を受けやすいのが大きな特徴です。
また、レンズを取り出すことが可能なので、将来的に度数が変わっても再調整できる柔軟さがあります。コンタクトレンズが合わない人やドライアイが強い人にも向いており、幅広い層に適応できるのが強みです。
ただし、眼内に異物を入れることによる感染症リスクや、費用が高額になる点はデメリットです。ICLを選ぶ際は、術後管理をしっかり行えるかどうかも含めて検討することが重要です。
レーシックは軽度〜中度近視の人に適している
レーシックは角膜を削るため、角膜の厚みに余裕がある人に限定されます。そのため強度近視や角膜が薄い人は適応外になることが多いですが、軽度〜中度近視の人には非常に有効です。
短時間で手術が終わり、翌日から視力が安定するスピード感は大きなメリットです。社会復帰が早い点から、仕事が忙しい人や早く効果を実感したい人に選ばれています。
ただし、一度削った角膜は元に戻せないため、将来的な変化に備えにくい点はデメリットです。適性があるかどうかを事前検査でしっかり確認することが欠かせません。
ICLとレーシックは今後さらに安全性と選択肢が広がる
ICLとレーシックは、今後も技術の進歩によって安全性と選択肢が広がると期待されています。
ICLではレンズの改良が進み、より薄型で快適な装用感を得られるようになってきています。これにより費用の低下やリスクの軽減が見込まれています。
レーシックも最新機器の導入で精度が高まり、角膜を削る量を最小限に抑えるなど、安全性を意識した進化が進んでいます。将来的には両者の選択肢がより広がり、自分に合った方法を選びやすくなるでしょう。
症例別｜近視・乱視・老眼でICLとレーシックの適性は異なる
視力矯正手術は、症状の種類によって適した方法が変わります。
近視の場合はレーシックの即効性や回復の早さが強みとなります。一方で乱視や強度近視では、角膜を削らないICLのほうが安全で安定性も高いとされます。
老眼に関しては、ICLもレーシックも矯正範囲が限定的であり、完全に改善するのは難しいのが現状です。症例ごとに適性を知ることで、後悔のない選択につながります。
近視はレーシックが適していて回復が早い
近視矯正ではレーシックのメリットが大きく、特に軽度〜中度近視の人に適しています。
手術時間が短く、翌日から視力が安定することが多いため、社会復帰の早さを重視する人に向いています。また、両眼で20万〜30万円前後と費用を抑えやすい点も魅力です。
ただし、強度近視や角膜が薄い人には適応できないケースがあり、長期的な視力変動や老眼への対応が難しい点は注意が必要です。短期的な効果を求める場合には有効ですが、将来を見据えた判断も欠かせません。
乱視や強度近視はICLが適していて安全性が高い
乱視や強度近視の人は、角膜を削るレーシックでは限界があるためICLが選ばれることが多いです。
ICLは角膜を削らないため、角膜が薄い人でも手術可能であり、視力の安定性が高いのが特徴です。また、レンズの取り出しや交換が可能なため、将来的な視力変化にも柔軟に対応できます。
費用は高めですが、強度近視や乱視に悩む人にとっては「より安全で長期的に安定する手段」として信頼性が高まっています。短期的な安さより、将来的な安心を優先する人に適しています。
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老眼はどちらも適応が限定的で矯正範囲が狭い
老眼は加齢に伴うピント調節力の低下が原因のため、ICLやレーシックでも完全に矯正することは困難です。
レーシックではモノビジョンと呼ばれる方法（片眼を遠方、もう片眼を近方に合わせる）を使う場合もありますが、慣れるまでに違和感があることがあります。ICLでも同様に度数調整は可能ですが、根本的な老化現象を止めることはできません。
そのため、老眼に関してはICLやレーシックだけでなく、遠近両用眼鏡やコンタクトとの併用を検討するのが一般的です。老眼世代の人は、手術の効果と限界を理解したうえで選択することが大切です。
ICL・レーシックに関するよくある質問（失敗・費用・体験談）
ICLやレーシックは、多くの人が興味を持つ一方で不安も多い手術です。
「なぜレーシックが以前より減ったのか」「手術を受けられない人はいるのか」といった疑問はよく挙げられます。また、芸能人の体験談や失敗例、さらには「眼科医自身がレーシックをしない理由」なども話題です。
ここでは、実際のよくある質問を取り上げ、失敗や費用に関する不安を解消しながら、冷静に判断するための情報をまとめます。
レーシックが減った理由とは？
レーシックは一時期ブームとなりましたが、現在は施術件数が減少しています。
理由の一つは、強度近視や角膜が薄い人が適応外となり、幅広い層に合わないことです。さらに、ドライアイや夜間視力の不具合といった副作用が話題になり、不安を持つ人が増えました。
その一方で、ICLなど新しい選択肢が普及したことも大きな要因です。患者がより安全で柔軟な方法を選ぶようになった結果、レーシックの需要が減少しているのです。
手術を受けられない人はいる？
はい、誰でも受けられるわけではありません。
レーシックは角膜が薄い人や強度近視の人には不向きです。また、糖尿病や緑内障などの持病がある人も適応外となることがあります。
ICLの場合でも、眼内のスペースが狭い人や白内障の兆候がある人は手術が難しいことがあります。いずれも精密な術前検査によって適性が判断されるため、必ず信頼できるクリニックで検査を受けることが重要です。
芸能人の体験談や失敗例は本当？
芸能人が受けたICLやレーシックの体験談は多く報じられています。
成功例として視力が大幅に改善した話もあれば、ドライアイや夜間視力の低下で後悔したという声もあります。芸能人の発言は注目されやすいため参考にはなりますが、それがすべてではありません。
手術結果は個人差が大きく、同じ方法でもリスクの出方は異なります。体験談は一つの情報として受け止め、必ず自分の目の状態に基づいて判断することが大切です。
眼科医がレーシックをしないのはなぜ？
「眼科医は自分にレーシックをしない」という話を耳にすることがあります。
理由の一つは、角膜を削る不可逆性への懸念です。眼科医は長期的な視力変化や合併症を知っているため、自分には選ばないことがあります。
一方で、実際にレーシックを受けている眼科医も存在します。つまり「絶対に選ばない」というわけではなく、医師自身が自分の目の状態やライフスタイルを考えて判断しているのです。医師の判断は一例であり、自分の適性をもとに検討することが重要です。
信頼できる眼科・クリニックを選ぶことが失敗を避ける最大のポイント
ICLやレーシックで後悔しないためには、どのクリニックを選ぶかが非常に重要です。
実績のある医師が在籍しているか、術前検査が丁寧に行われているか、アフターケアが充実しているかを確認しましょう。費用だけで選ぶのではなく、説明の分かりやすさや安心して通える環境かどうかも大切な判断基準です。
信頼できる眼科を選ぶことが、失敗を避ける最大のポイントになります。
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ICL手術・レーシックおすすめ眼科クリニック – 名医はどこ？費用や安全に治療を受けるための選び方
まとめ｜ICLとレーシックで後悔しないために
ICLとレーシックは、どちらも視力を改善できる有力な方法です。
ICLは角膜を削らずにレンズを挿入するため、安全性が高く強度近視や角膜が薄い人にも適しています。一方、レーシックは短時間で効果が出やすく費用も比較的安いですが、不可逆的なリスクがある点を理解しておく必要があります。
費用・リスク・適性を正しく把握し、自分に合った方法を選ぶことが、後悔しないための最大のポイントです。最終的には信頼できるクリニックで検査と相談を重ね、納得した上で判断することが大切です。
