眼瞼下垂の再手術(修正手術)について|再発・左右差・仕上がりでお悩みの方へ

2026年2月1日 修正・更新
眼瞼下垂の手術を受けたものの、「思ったほど目が開かない」「左右差が気になる」「時間が経って再び下がってきた」と感じていませんか。
眼瞼下垂手術は繊細な手術であり、一定の割合で再手術(修正手術)が必要になるケースがあります。
当院では、他院で手術を受けた後の再手術のご相談も多くお受けしています。
まぶたが下がって見えづらくなる「眼瞼下垂」は、手術で多くの方が改善しますが、術後にもとに戻ったり、再手術が必要になるケースはゼロではありません。
この記事では、手術後の再発率(戻る可能性)と再手術率(やり直しになる確率)について、最新の医学論文や研究データをもとにわかりやすく解説します。
再発を完全に防ぐ方法はありませんが、生活習慣の見直しやトレーニングにより再発のリスクを軽減できるため、ぜひ参考にしてください。
眼瞼下垂症における「再発」とは?
眼瞼下垂症の「再発」とは、
手術直後はまぶたの開きがしっかり改善し、問題なく経過していたにもかかわらず、数か月〜数年と時間が経つ中で、再びまぶたが下がってくる状態を指します。
ここでいう再発は、
- 手術後すぐに左右差が強く出た
- 早い段階で調整や再手術が必要になった
といった「最初からうまくいかなかったケース」は含まれていません。
あくまで、
一度は「手術はうまくいった」と判断できる状態になったあとに、加齢や組織の変化などによって、徐々に戻ってくるケースを「再発」としています。
そのため、再発は
「手術が失敗した」という意味ではなく、
時間の経過に伴う体の変化として起こりうるものと考えられています。
眼瞼下垂の再手術が必要になる主な理由
再発(時間の経過による戻り)
手術直後は良好だったものの、数か月~数年の経過で、再びまぶたが下がってくることがあります。
これは加齢変化や組織の緩み、もともとの挙筋機能などが影響して起こります。
左右差が目立つ
人の顔はもともと左右対称ではありません。
手術後に左右差が残る、あるいは目立つようになるケースもあります。
開きすぎ・不自然さ
目が開きすぎてしまった、眠れない感じがする、表情が不自然に感じるなど、過矯正による違和感を訴えられることもあります。
傷や違和感が気になる
傷の赤み、硬さ、つっぱり感などが気になり、修正を希望される場合もあります。
再発・再手術は「まれではない」

- 再発率(術後にまぶたの下がりが進む可能性)
→ 手術法や病型によって大きく異なるが、術式によって10〜60%程度の幅の報告があります。 - 再手術率(実際にやり直し手術を受ける割合)
→ 研究報告では、一般的に約2〜18%前後の範囲とされております。
つまり、
✔ 再発・再手術は「起こる可能性がある」
✔ でも 全員が再手術になるわけではない
ということです。
眼瞼下垂は、一度治療を受けても、一定数、再発する可能性があり、完全には予防できません。
再発・再手術率は約1割以上
日本での再発率・再手術率の明確なデータはありませんが、再発や過矯正、見た目に満足できなかったケースも含めると、約1割以上(約10人に1人以上)が再手術を受けていると考えられています。
一般的な眼瞼下垂手術では、まぶたの皮膚を切開したあと、ゆるんだ挙筋腱膜(眼瞼挙筋と瞼板結合している薄い膜)を折りたたんで瞼板に再固定します。

手術後はしっかりと固定されているためまぶたの開きが良くなりますが、徐々に挙筋腱膜がゆるんだり外れたりして眼瞼下垂を引き起こす場合があります。
とくに、挙筋機能が少なく、手術前の眼瞼下垂の程度が強かった人や、後天性よりも先天性の眼瞼下垂の人は、再発しやすいと言えます。

術前の挙筋機能が少ない場合は、再手術になりやすいと言えます。
眼瞼下垂手術後にもとに戻る理由
眼瞼下垂が手術後にもとに戻るのは、長い時間かけて徐々に戻ってしまう場合は、老化や生活習慣により、眼瞼挙筋の機能が低下したり、手術で固定させた挙筋腱膜が再びゆるんだりするためだと言えます。
また、手術が適切におこなわれておらず、短期間でもとの状態に戻ってしまうケースもありますが、眼瞼下垂症の改善により、術後眉毛下垂が起こり、皮膚が被って来てしまった場合もあります。

加齢に伴い眼瞼挙筋が衰えたり、皮膚弛緩が進む
人は歳を重ねるとともに筋力が落ちていきます。
眼瞼挙筋も同様、加齢に伴い衰えていくため、手術で治療したあとも、まぶたを上げる力が徐々に弱くなるおそれがあります。
また、老化によって上まぶたの皮膚がたるみやすくなることも眼瞼下垂の再発につながる原因です。

眼瞼挙筋の機能は正常であっても、たるみによりまぶたがうまく上がらず、視野が狭くなる場合があります。
眼瞼下垂手術を受けたあと、すぐに再発するケースはほとんどありませんが、若い頃に手術を受けて長い期間が経過している方は注意しましょう。
まぶたに負担がかかる習慣を続けた
眼瞼下垂を引き起こす要因として、まぶたへの物理的な刺激が挙げられます。
たとえば、コンタクトレンズを長期的に使用していたり、花粉症やアトピー性皮膚炎によりまぶたを擦る習慣があったりすると、挙筋腱膜へのダメージが蓄積して眼瞼下垂を招くおそれがあります。

こうした習慣を見直さなければ、挙筋腱膜と瞼板の結合がゆるみ、再発するリスクが高まるため注意が必要です。
そのほか、アイプチやアイテープの過度な使用、パソコンやスマホによる目の酷使、強い打撲なども再発の原因となります。
手術の効果がもたなかった

眼瞼下垂手術の方法によっては、効果が長続きせずに短期間でもとに戻ってしまう場合があります。
とくに、ミュラー筋(眼瞼挙筋と瞼板をつないでいる筋組織)を操作する埋没式の手術は、切開式の手術と比べて安定感がありません。
縫い合わせたが緩んでしまい、引き上げられたまぶたがもとに戻るケースが多く見られます。

新聞を束にして紐で縛ってまとめても、だんだんと紐が緩んで崩れてしまうことをイメージされると、埋没法による手術が長期的効果が弱いことが分かりやすいと言えます。

埋没法手術の既往歴がある方を手術すると、その手術で縫われただろう糸はユルユルに緩んでおり、糸のテンションがかかっていないのがよく分かります。
埋没法は、脂肪組織、筋肉組織を紐で縛る手術なのですが、細胞がターンオーバーで入れ替わるにつれて、緩んでしまうからです。
なので、埋没法は緩むという言うわけです。
逆に、眼瞼下垂症手術は、瞼板軟骨と腱膜組織という固い組織を固定するものなので、時間が経っても緩みことが少ないと言えます。
さらに言えば、術後、数ヶ月経つと、糸のテンションというよりも癒着組織により糸の固定を堅固なものになるとも言えます。
また、挙筋前転法や挙筋短縮法のような切開式の眼瞼下垂手術であっても、永久的な効果は得られない可能性があるのも注意が必要です。
挙筋腱膜が適切な位置に結果的に固定されておらず、再発につながる可能性も考えられます。
つまり、再発を減らすのは、術中に、眼瞼挙筋腱膜と瞼板をしっかり確認し、細胞のターンオーバーで崩れやすい筋肉や脂肪などの組織を噛み込まないようにして、固定縫合をする技術が重要となります。
それらを噛み込んで縫うと、埋没法のように緩んでしまう原因となります。
また、適切に手術をされていたとしても、術後の前頭筋の緩みにより、術後眉毛下垂が発生し、皮膚弛緩症が発生している場合もあります。

眼瞼下垂手術の効果は何年もつのか

眼瞼下垂手術の効果は、約10〜15年もつといわれています。
ただし、元々の眼瞼下垂の程度や手術方法、生活習慣、年齢などによって個人差があるため一概にはいえません。
先述したとおり、埋没式よりも切開式の手術のほうが持続性に優れています。
手術を受ける際は、カウンセリングで術後のイメージをよく確認し、効果が続きやすい方法を選ぶとよいでしょう。
手術件数や施術時間、再手術率(手術の成功率)を比較して医療機関を選ぶことも重要なポイントです。
さらに、まぶたにダメージを与えないような生活を心がければ、効果が長続きしやすくなります。
再発の予防はできる?
加齢による筋力の衰えは止められないため、残念ながら眼瞼下垂の再発を完全に防ぐのは困難です。
しかし、日常生活のなかで、まぶたにできるだけ負担をかけないように注意すれば、眼瞼下垂の進行を遅らせる効果が期待できます。
まぶたに刺激を与える行為を避ける

目を強く擦ったり、引っ張ったりする行為を控え、まぶたに物理的な刺激を与えないようにしましょう。
物理的な刺激は、手術によって固定された瞼板-腱膜の固定の糸が外れたり、緩んでしまう原因となります。
特に、手術後まもない時期は、瞼板固定の癒着が進んでいないため、構造が弱く、簡単に外れたり、緩んでしまうからです。
したがって、花粉症やアトピー性皮膚炎により、目にかゆみを感じても、できるだけ擦らないようにしてください。
また、アイプチやアイテープ、つけまつげの長時間にわたる使用も控えたほうがよいでしょう。
取り外すときにまぶたへ負担がかかるほか、糊(のり)に含まれる成分が肌への刺激となり、かぶれや肌荒れを引き起こす恐れもあります。
さらに、目の疲れをとったり目の開きを良くしたりするために、まぶたをマッサージする方もいますが、マッサージは眼瞼下垂の予防にはなりません。
かえって挙筋腱膜にダメージを与え、再発のリスクが高まってしまいます。
コンタクトレンズの付け外しに気をつける

コンタクトレンズを付けるときや外すときに、まぶたを強く引っ張らないように注意してください。
下まぶたを引いて付け外し、上まぶたはできるだけ持ち上げないようにするとよいでしょう。
また、コンタクトレンズ(とくにハードコンタクトレンズ)を付けていると、まぶたの裏から挙筋腱膜に直接刺激を与えるおそれもあります。
そのため、家では眼鏡を使用するなどして、コンタクトレンズの装着時間をできるだけ短くするのがおすすめです。
ハードコンタクトレンズを着用している方は、ソフトコンタクトレンズに変更するだけでもまぶたへの負担を抑えられる可能性があります。
コンタクトレンズが眼瞼下垂症を引き起こすメカニズム
コンタクトレンズによる慢性的な結膜炎症は、隣接するミュラー筋や眼瞼挙筋機能に影響を及ぼします。
慢性炎症下では、TNF-α、IL-1β、IL-6 などの炎症性サイトカインが関与し、
筋タンパク代謝や神経筋機能に変化を生じ、結果として筋機能低下や反応性低下を引き起こす可能性がある。
これらの変化が積み重なることで、眼瞼下垂症の発症・進行に寄与すると考えられます。
パソコンやスマホの使用を控える

パソコンやスマホ、タブレットなどの画面を長時間見つめていると、まばたきの回数が減り「VDT症候群」を引き起こす危険性があります。
VDT症候群になると、ドライアイや眼精疲労、目のかすみ、視力低下などの症状が表れ、眼瞼下垂が再発する原因となります。
定期的に画面から目を離し、目を休ませるように意識してください。
紫外線対策と保湿ケアを心がける

紫外線や乾燥によるまぶたの角質肥厚も、眼瞼下垂を招く原因の一つです。
角質肥厚が起こると、肌が硬く・分厚くなり、まぶたが下がりやすくなります。
外出時は日焼けに注意するほか、保湿ケアを念入りにおこない、健やかな肌を維持しましょう。
眼瞼挙筋を鍛えるトレーニングを取り入れる
眼瞼挙筋は使わないと萎縮し、筋力が衰えてますます眼瞼下垂が再発しやすくなります。
そこで、眼瞼挙筋を鍛えるトレーニングを取り入れて、挙筋機能の低下を防ぎましょう。
目を静かに閉じ、眉を下げるように意識して額の力を抜きます。
左右の眉毛が動かないように額全体を手のひらで押さえます。
両目を大きく見開いて、5秒キープします。 ゆっくりと目を閉じてリラックスしましょう。
1〜4を1セットとして、1日に数回おこなってください。
眼瞼下垂の再手術は初回手術より難しいのか?
瞼の条件に問題がなければ、眼瞼下垂手術は、基本的には何度でも受けられますが、一般的に、再手術は初回手術よりも難易度が高くなることが多いとされています。
理由としては、
- 前回手術による組織の癒着
- 筋肉や瞼板の状態が変化している
- 前回の術式や固定位置が不明なことがある
- 糸が残っている場合がある
などが挙げられ、1回目の手術によって組織内部に瘢痕が形成されており、本来の組織を正しく見つけにくい状態になっているためです。
とくに、1回目の手術で出血が多いと瘢痕ができやすく、きれいなまぶたに修正するのが難しくなります。
内部の瘢痕の状態によっては、思いどおりの仕上がりにならなかったり、再手術自体を断られたりするケースもあります。
万が一再発した場合でも、再手術をスムーズに受けられるよう、初回の眼瞼下垂手術を受ける医療機関は慎重に選びましょう。

当院の保険診療による眼瞼下垂症手術は、出来るだけシンプルに余計なことを行わない手術を心がけています。
結果的に、手術時間は驚くほど短時間で、癒着、瘢痕組織も少なく、組織の過剰切除もないようにしておりますので、当院での眼瞼下垂症手術における再手術は、やり易いと言えます。
特に重要なのは、「何点で固定したか」ではなく、
実際にどの位置で、どの程度の力で、正しく固定されているかです。
そのため当院では、再手術においても、術中に目の開き具合を確認しながら微調整が可能な、アジャスタブル(調整可能)な固定方法を重視しています。
再手術でも自然な仕上がりは可能か?
再手術でも、状態によっては自然な仕上がりを目指すことは可能です。
ただし、以下の点については、事前にご理解いただく必要があります。
- 皮膚や筋肉の状態によって限界がある
- 完全な左右対称を保証できるものではない
- 初回手術よりも調整の幅が限られる場合がある
当院では、「できること」と「難しいこと」を正確にお伝えしたうえで、
現実的に目指せるゴールを患者さんと共有することを大切にしています。
再手術を行うタイミングについて
一般的には、前回の手術から十分な期間を空けてから再手術を検討します。
腫れや組織の硬さが残っている状態で再手術を行うと、
仕上がりの予測が難しくなり、かえって結果が不安定になることがあります。
しかしながら、過矯正だったりすると、瘢痕形成が進むことで状態が悪くなる可能性がある場合には、早急に行うべきだったりしますので、ケースバイケースだったりします。
診察時には、前回手術からの経過や現在の状態を総合的に判断し、再手術が適切な時期かどうかを慎重に見極めます。

再手術、特に、他院修正手術で難しいのが、術後結果の予測です。
普段手術をしている場合に大事にしているのが、術中のデザイン確認で、しっかり確認をしておくことが良好な手術結果に繋がるからです。
しかしながら、眼瞼下垂症手術の再手術の場合には、術中の状態と最終的な結果との乖離が強く出るケースがあるからです。
再手術は保険診療になる?自由診療になる?
眼瞼下垂の再手術が保険診療になるか、自由診療になるかは、「どのような目的で再手術を行うか」によって決まります。
当院で保険診療となる再手術について
当院で行った保険診療による眼瞼下垂手術のあとに、
再手術が必要と判断された場合には、原則として保険診療での再手術となります。
ただし、保険診療として再手術を行うためには、
- 再手術を行わなければならないほどの明確な機能障害があること
- その障害の回復を目的とした手術であること
という条件を満たす必要があります。
保険診療の眼瞼下垂手術は、あくまでも
視野障害や眼精疲労などの機能障害を改善することを目的とした医療行為であり、
再手術であっても、その考え方は変わりません。
自由診療となる再手術について
以下のように、見た目の改善を主な目的とする場合には、
再手術であっても原則として自由診療(美容手術)となります。
- 二重まぶたの有無や形状を整えたい
- たるみや「おもみ」など、まぶたのボリューム感を改善したい
- 機能面に大きな問題はないが、仕上がりが気になる
これらは医学的に「機能回復」を目的とした治療とは位置づけられないため、
保険診療の対象外となります。
他院で手術を受けられた場合の再手術について
埋没法手術を含め、他院で行われた眼瞼下垂手術や二重手術の修正については、
原則として自由診療での手術となります。
その理由として、
- 手術による瘢痕(はんこん)の処理が必要になる
- 残存している埋没糸の確認・除去が必要になる
- 前回手術の内容や固定位置が不明なことが多い
などがあり、手術の難易度が非常に高くなるためです。
単純な「やり直し」ではなく、
状態を見極めながら慎重に修正を行う必要があるため、
自由診療として対応しています。
当院における眼瞼下垂再手術の考え方
当院では、再手術においても、
- 必要以上に組織をいじらない
- 無理な修正を行わない
- 術中の確認と調整を重視する
という方針を大切にしています。
眼瞼下垂手術は、「たくさん操作すれば良くなる」ものではありません。
むしろ、余計なことをしない「引き算の手術」が、
長期的に安定した仕上がりにつながると考えています。
まとめ
眼瞼下垂が再発する原因や予防するためのポイントについて解説しました。
眼瞼下垂は何度もなる可能性があり、症状が重い場合や、長い年月が経過している場合は再発のリスクが上がります。
また、日本では眼瞼下垂の再発率・再手術率の明確な統計は出ていませんが、手術を受けた人の約1割以上が再手術をおこなっていると考えられています。
再発を防ぐためには、治療したあともまぶたに負担をかけない生活を心がけ、眼瞼挙筋を意識して鍛えましょう。
2回目の手術は可能ですが、瘢痕や癒着がひどいときれいな仕上がりになりにくいほか、身体にも負担がかかってしまいます。
そのため、はじめて手術を受ける際は、できるだけ効果が長く続き、再手術の必要がなくなるように、実績が豊富で信頼のできるクリニックを選ぶようにしてください。
名古屋のフラミンゴ眼瞼・美容クリニックでは、眼瞼下垂のスペシャリストである高田尚忠医師がすべての手術を担当し、患者様の負担を軽減しながら短時間で手術をおこないます。
眼瞼下垂の症例は累計2万眼瞼以上の手術経験実績があります。
静岡県浜松市の高田眼科・東京亀戸駅のあさ美皮フ科亀戸駅前でも高田医師による眼瞼下垂手術を受けられます。
眼瞼下垂の診察・治療は健康保険適用が可能です。また、保険適用外となりますが、他院の眼瞼下垂手術後の修正手術にも対応しています。
眼瞼下垂の再発や再手術に関する悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。メールでの相談もお受けしております。
眼瞼下垂の再発・再手術でよくある質問
- 眼瞼下垂は再発することがありますか?どのくらいの確率ですか?
-
はい、眼瞼下垂は一度手術を受けても再発する可能性があります。
日本での明確な統計はありませんが、術後の戻り・左右差の不満・機能改善不足などを含めると、およそ10人に1人程度が再手術に進んでいると考えられています。
- 再手術が必要になる原因は何ですか?
-
再手術の原因としては、以下のようなことが挙げられます:
- 初回手術時の術式が適切でなかった場合 などが考えられます。
- 手術で挙筋腱膜と瞼板の固定が十分でなかった場合
- 年齢とともに筋力が低下し、まぶたが再び下がってくる場合
- 手術前後の日常生活でまぶたに負担がかかっていた場合(こする・強い刺激など)
- 再手術は何回でも受けられますか?
-
基本的には再手術も受けられることが多いですが、前回の手術で瘢痕(癒着)が強い場合や組織が変性している場合などは、再手術自体が難しくなったり、仕上がりが不安定になることもあります。実際、2回目以降は1回目よりも難易度が高くなるケースがあります。
したがって、眼瞼下垂の再手術の成功率は、手術を行う医師の技術や経験、患者の個々の状態、手術方法によって異なり、一概には言えません。
- 再発したとき、すぐに再手術をした方がいいですか?
-
すぐに再手術が必要な場合もありますが、症状や視野の狭さの程度、自覚症状、まぶたの状態で判断します。
軽い戻りや左右差で日常生活に困っていない場合は、まず経過観察・生活習慣の改善を行うこともあります。
- 再発は防げますか?予防方法はありますか?
-
再発を完全に防ぐことはできませんが、以下のような工夫で負担を軽減できます:
- まぶたを強くこすらない
- コンタクトレンズの付け外しを丁寧に行う
- 画面を見る時間を長くし過ぎない
- 紫外線対策や保湿ケアを心がける
こうした生活習慣で、再発のリスクを減らす効果が期待できます。
- 再手術の費用や保険の適用はどうなりますか?
-
初回の眼瞼下垂手術は健康保険が適用可能なことが多いですが、再手術や他院術後の修正手術に関しては、保険適用の可否や範囲が異なることがあります。医療機関ごとに確認が必要です。
- 再手術は痛いですか?術後のダウンタイムはどれくらい?
-
再手術でも局所麻酔で行うことが多く、痛みはコントロールされます。ただし、瘢痕治療や癒着解除が必要な場合は処置時間が少し長くなることがあります。腫れや内出血は個人差がありますが、術後1〜2週間程度のダウンタイムが一般的です。
- 他院で断られた修正手術でも受けられますか?
-
修正手術は、瘢痕や組織の条件によって難易度が高くなる症例もありますが、専門医で評価・手術可能と判断されれば対応可能です。難易度が高い場合でも、当院を含め、経験豊富な施設で相談すると選択肢が広がるケースもあります。
- 手術後どれくらいで効果が落ち着く?再発はいつ頃気にすべき?
-
多くの場合、術後数か月(3〜6か月)で腫れが引き、最終的な形が安定してきます。再発や戻りが起こりやすいのは数年後であるケースが多く、定期的な診察で経過を見ていくことが大切です。
- 再手術で仕上がりは良くなりますか?
-
再手術は、初回の結果に原因があるケース(筋力、固定不足、左右差など)を改善するために行うので、仕上がりが改善する可能性があります。ただし、瘢痕が強い場合や元の組織が弱い場合は、期待通りの結果にならないこともあります。医師と十分に相談することが重要です。
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