眼瞼下垂の基礎知識

眼瞼下垂症こぼれ話(ROOF切除)

髙田 尚忠

今回は、ROOF脂肪について、触れてみようと思います。

瞼には、3種類の脂肪があります。

つまり、皮下脂肪、ROOF脂肪(隔膜前脂肪)と眼窩脂肪となるわけですが、それぞれ、皮下脂肪と内臓脂肪と言い換えることができます。

肥満の分類で、皮下脂肪型、内臓脂肪型と言われる、アレです。(笑)

ROOF脂肪は、皮下脂肪のグループに含まれます。

また、内臓脂肪とも言える眼窩脂肪は、フワフワしたような塊状の脂肪組織であり、眼窩隔膜の中にある脂肪であり、解剖学的な知識があるDrなら、比較的に難しくなく切除することができます。

止血をしっかりしないと、術後、出血により視神経を圧迫し、失明することが稀にあると言われており、施術には気を使いますが・・・。

また、ROOF脂肪は、比較的堅く、眉の直ぐ下の眼輪筋の下にまばらに散らばるような形状であるので、切除は、かなり難易度の高い手技と言われております。

この手技を行うためには、部分切除ではできないので、全切開を行う手術ではないとできません。

また、術後の腫れが酷くなると考えられており、侵襲が少ない施術が求められます。

また、瞼がボコボコにならないように切除することは非常に難しいのです。

ゆえに、当院のように、眼窩脂肪切除はもとより、ROOF切除も含めての眼瞼下垂症手術を低額な保険適応手術で行う施設は少ないのです。

目が腫れぼったいようなケースでは、ROOF切除を行わないと、すっきりとした瞼にもなりませんし、術後の二重の形も自然なものにもなりません。

私は、自然な術後をモットーとしておりますので、このROOF切除は、欠かせない手技です。

ROOFが多い方、いうなれば、目がやたらと腫れぼったく、内反症(逆さ睫毛)が合併しているような奥二重の方への施術を、私は大得意としております。
(中学生や高校生のような若い眼瞼下垂症のご相談の中に多いパターンなのですが、ROOFが多い眼瞼下垂症は、ある意味、先天的眼瞼下垂症の一種と言い換えることができるのではないかと思います。)

適切な皮膚切除、適切な眼輪筋切除、適切な眼窩脂肪切除、適切なROOF切除・・・そして、眼瞼挙筋腱膜の処理、最後に、完璧な皮膚縫合・・・・これらを短い時間でこなすことが必要なのです。

当院では、これらを全て行っても、片眼20~40分で行っております。この短い手術時間により、ROOF切除を行ってもダウンタイムが短くなるのです!

目に関する悩みで困ったら、まずは専門医に相談してみてください。

「目が開けにくくなった」「まぶたが瞳にかかって視界が狭い」「眠そうと言われる」
 そんなお悩み、放っておかずに一度ご相談ください。

当院への眼瞼下垂症手術のご相談は、LINEから簡単にご予約いただけます。
医師または専門スタッフが、あなたの症状に合わせてご案内いたします。

このブログの執筆者
髙田 尚忠
髙田 尚忠
高田眼科 院長|フラミンゴ美容クリニック/銀座Jクリニック/あさ美皮フ科 眼瞼手術担当
岡山大学医学部卒業後、郡山医療生活協同組合 桑野協立病院などの様々な医療機関を勤務し、現在は高田眼科の院長を務めつつ、関連クリニックの名古屋ののフラミンゴ眼瞼・美容クリニック、銀座のJ clinic、亀戸のあさ美皮フ科においても、眼瞼下垂手術を中心に多くの年間2000件以上の手術を行っています。「見え方(視機能)」と「日常の快適さ」を回復することを第一に、診察では原因(加齢・コンタクト・体質・既往手術など)を丁寧に整理し、必要な治療を分かりやすく説明すること心がけています。 このブログでは、眼瞼下垂の症状、治療選択、術後経過で不安になりやすいポイントなどを、専門医の立場からできるだけ具体的に発信しています。
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