美肌内服セット
美容ドクター監修!身体の内面から美肌作り
皆さんは、美肌になるための方法として、化粧品やスキンケアを思い浮かべることが多いでしょう。
しかし、美肌の秘訣は、実は皮膚の表面だけでなく、体の内側からも効果を発揮する治療法にもあります[1]。
その一つが美容に向けた内服薬治療なのです。
つまりは、美白、美肌に特化した内服薬で、シミやくすみ、肝斑に内側からアプローチします。
ダーマペンや水光注射との相乗効果がありますし、日々のケアとしても、おすすめの治療です。
体の内側からの美容ケア
皮膚は我々の体の最大の器官であり、その健康状態は全体的な健康状態を反映します[2]。
そのため、体の内側から美しさを引き出す方法は、皮膚の表面からだけでなく、体全体の健康を改善し、外見を向上させるのに役立つことが科学的に証明されています[3]。
これには、正しい栄養摂取、適切な睡眠、ストレスの管理などが含まれますが、美容を目的とした特定の内服薬治療も注目を集めています。
こんな方におすすめ!
- シミやくすみ、肝斑が気になる人
- サプリではないもので毎日のケアを考えたい人
治療のメリット・デメリット
- 痛みのない治療です。
- 薬のためサプリよりも効果を実感しやすいです。
- 内服されているお薬によっては飲み合わせのできない場合がございます。
取り扱い薬
近年、グルタチオン、トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、L-システインといった成分が含まれる内服薬が、皮膚の健康と美容に対するポジティブな効果を持つという研究結果が報告されています[4][5][6]。
これらの成分は、抗酸化作用、メラニン生成の抑制、皮膚の修復と再生、抗炎症作用など、様々なメカニズムを通じて作用し、皮膚の健康状態を改善します。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、皮膚の色素沈着やメラズマ(妊娠斑)の治療に有効で、肌の色調を均一にし、明るさを増すことが知られています[7]。
シナール配合錠(ビタミンC)とユベラ錠(ビタミンE)
ビタミンCとビタミンEは強力な抗酸化ビタミンで、フリーラジカルを中和し、皮膚のダメージを修復し、再生を促進します[8]。また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌の弾力性と締まりを保つのにも役立ちます。
L-システイン
L-システインは、グルタチオンの生成を助けるアミノ酸で、メラニンの生成を抑制し、肌のトーンを明るくします[9]。
グルタチオン
グルタチオンは、我々の体内で自然に生成される抗酸化物質で、フリーラジカルを中和し、皮膚の老化を遅らせる役割を果たします[4]。また、メラニン生成を抑制し、肌のトーンを明るくすることも知られています。
美容内服薬のまとめ
種類 | 作用 | 効果 |
トランサミン錠250mg | メラニン生成の抑制 抗炎症 | シミや肝斑などの色素沈着の改善・予防 |
シナール配合錠 (ビタミンC) | メラニン生成の抑制 コラーゲン生成 免疫向上 皮脂の分泌抑制 | シミや肝斑などの色素沈着の改善・予防 毛穴改善 |
ユベラ錠50mg (ビタミンE) | メラニン生成の抑制 抗酸化 ビタミンCの働きの助長 | シミや肝斑などの色素沈着の改善・予防 ニキビの改善 アンチエイジング |
ハイチオール錠80 (L-システイン ) | メラニン生成の抑制 抗酸化 解毒 | シミや肝斑などの色素沈着の改善・予防 肌のターンオーバー促進 二日酔い改善 |
タチオン錠100mg (グルタチオン) | 抗酸化 解毒 美白 | シミや肝斑などの色素沈着の改善・予防 肌のターンオーバー促進 二日酔い改善 |
美容内服の値段
1種類 2800円(税込): 30日分(90錠)
トランサミン・シナール・ユベラ・ハイチオール・タチオンの中から、お好きな内服薬をお選びください。
1種類 2,800円(税込):各30日分(90錠)
トランサミン・シナール・ユベラ・ハイチオール・タチオンの中から、お好きな内服薬を1つをお選びください。
3種類 4,400円(税込):各30日分(90錠)
トランサミン・シナール・ユベラの3種類のセットです。
5種類 6,600円(税込):各30日分(90錠)
トランサミン・シナール・ユベラ・ハイチオール・タチオンの5種類のセットです。
カスタム3種類 4,950円(税込):各30日分(90錠)
トランサミン・シナール・ユベラ・ハイチオール・タチオンの中から、お好きな内服薬を3つをお選びください。
カスタム4種類 5,800円(税込):各30日分(90錠)
トランサミン・シナール・ユベラ・ハイチオール・タチオンの中から、お好きな内服薬を4つをお選びください。
各種美容内服薬の副作用について
基本的に、大量に摂取しなければ、安全性の高い薬剤となりますが、以下の副作用に注意して内服されるようにお願いいたします。気になることがあれば、直ちに、中止した上で、速やかにクリニックまで連絡をしていただき、指示を仰いで頂くようにお願いいたします。
トラネキサム酸
そう痒感、発疹、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ、眠気がありますが、その発生頻度は不明です。血栓形成のリスクの高い基礎疾患がある方、妊婦、ホルモン剤による治療中の方には血栓を生じるリスクが高まります。
止血作用にともない血栓形成のリスクがありますので、静脈血栓の既往がある方、妊婦さん、ピルや女性ホルモン剤を投与中の方への内服は推奨されません。
※注:血栓症(脳血栓,心筋梗塞,血栓性静脈炎等)のある方には販売できません。
シナール
シナール(ビタミンC)は、身体の免疫システムの機能を強化し、皮膚、骨、血管の健康を維持するために重要な栄養素です。また、抗酸化物質として作用し、体内のフリーラジカルを中和します。
しかし、ビタミンCを大量に摂取した場合、以下のような副作用が発生する可能性があります:
- 消化器系の問題: ビタミンCは通常、体にとって無害ですが、一度に大量(一日あたり1,000mg以上)を摂取すると、胃痛、下痢、または吐き気を引き起こすことがあります。これは、ビタミンCが腸内で水分を引き寄せ、便を柔らかくする作用によるもので、過剰に摂取すると腸の動きが活発になりすぎ、これらの症状を引き起こすことがあります。
- 腎結石: 長期的に大量のビタミンCを摂取すると、一部の人々には腎結石のリスクが高まる可能性があります。これは、ビタミンCが体内で酸化される過程で尿酸を産生し、これが結石の形成を助ける可能性があるからです。
- 鉄過剰: ビタミンCは鉄の吸収を助けますが、これが過剰になると、体内の鉄のレベルが高まり、鉄過剰症を引き起こす可能性があります。これは特に、鉄貯蔵症や鉄過剰症のある人々に影響を及ぼす可能性があります。
以上の理由から、適量、摂取する場合には、問題が発生しにくいのですが、ビタミンCの摂取量には注意が必要です。
ユベラ錠
ユベラ錠(ビタミンE)は、人間の体にとって非常に重要な栄養素です。抗酸化作用があり、細胞をフリーラジカル(不安定な分子)の損傷から保護します。しかし、大量に摂取した場合や特定の状況下では副作用を引き起こす可能性があります。
- 出血リスクの増加:ビタミンEは抗凝固作用を持つため、大量に摂取すると血液が薄くなり、出血リスクが増える可能性があります。これは特に、血液凝固防止薬や抗血小板薬を服用している人にとって問題になる可能性があります。
- ナトリウムのバランスが崩れる:高用量のビタミンEはナトリウムの排泄を促し、ナトリウムのバランスが崩れる可能性があります。これはむくみや脱力感などの症状を引き起こすことがあります。
- 消化器系の問題:大量のビタミンEを摂取すると、胃痛や下痢、吐き気などの消化器系の問題を引き起こす可能性があります。
- 過敏反応:ビタミンEは一部の人々に皮膚反応を引き起こす可能性があります。特に、ビタミンEオイルを皮膚に直接塗布すると、かゆみや発疹、腫れなどの皮膚の過敏反応が生じることがあります。
ハイチオール錠
ハイチオール(L-システイン)は、身体の健康を維持するのに必要なアミノ酸の一種です。L-システインは特に皮膚、髪、爪の形成や、抗酸化作用、解毒作用を持つグルタチオンの生成に重要です。大量に摂取すると、以下のような副作用が現れる可能性があります:
- 消化器系の問題: L-システインを大量に摂取すると、一部の人々にとっては吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器系の不調を引き起こす可能性があります。これは、L-システインが消化器系に刺激を与える可能性があるためです。
- アレルギー反応: 非常にまれなケースですが、L-システインに対してアレルギー反応を示す人もいます。症状には発疹、かゆみ、呼吸困難などが含まれます。これは、体がL-システインを異物と誤認し、免疫反応を引き起こす可能性があるためです。
- 低血圧: 一部の報告では、L-システインが血圧を下げる可能性が示唆されています。これは血管を拡張し血流を改善する効果によるもので、通常は健康的な効果ですが、すでに低血圧の人にとっては問題になる可能性があります。
タチオン錠
グルタチオンは体内で自然に産生される抗酸化物質で、細胞の健康を維持し、解毒プロセスを助ける重要な役割を果たします。
- 消化器系の問題: グルタチオンを摂取した際に、一部の人々は腹痛、ガス、下痢などの消化器系の問題を経験することがあります。これは、サプリメントが消化器系に刺激を与える可能性があるためです。
- アレルギー反応: 非常にまれですが、グルタチオンに対してアレルギー反応を示す人もいます。皮膚発疹、かゆみ、呼吸困難などの症状があらわれることがあります。これは、個々の免疫系の反応の違いによるものです。
- アスティンへの影響: 一部の研究では、グルタチオンがアスティン(肺の一部)の機能に影響を及ぼす可能性が示されています。これはまだ確定的な結論ではありませんが、肺の問題を抱える人は注意が必要です。
- 低血糖: グルタチオンはインスリンの感受性を高める効果があり、これにより血糖レベルが下がる可能性があります。これは通常は健康的な効果ですが、糖尿病の人や低血糖症の人は注意が必要です。
参考文献:
[1] Boelsma, E., Hendriks, H. F., & Roza, L. (2001). Nutritional skin care: health effects of micronutrients and fatty acids. The American journal of clinical nutrition, 73(5), 853-864.
[2] Chen, Y., & Lyga, J. (2014). Brain-Skin Connection: Stress, Inflammation and Skin Aging. Inflammation & Allergy-Drug Targets (Formerly Current Drug Targets-Inflammation & Allergy), 13(3), 177-190.
[3] Kiecolt-Glaser, J. K., Marucha, P. T., Mercado, A. M., Malarkey, W. B., & Glaser, R. (1995). Slowing of wound healing by psychological stress. The Lancet, 346(8984), 1194-1196.
[4] Weschawalit, S., Thongthip, S., Phutrakool, P., & Asawanonda, P. (2017). Glutathione and its antiaging and antimelanogenic effects. Clinical, cosmetic and investigational dermatology, 10, 147.
[5] Yoshimura, M., Watanabe, Y., Kasai, K., Yamakoshi, J., & Koga, T. (2009). Inhibitory effect of an ellagic acid-rich pomegranate extract on tyrosinase activity and ultraviolet-induced pigmentation. Bioscience, biotechnology, and biochemistry, 73(12), 2725-2729.
[6] Rizvi, S., Raza, S. T., Ahmed, F., Ahmad, A., Abbas, S., & Mahdi, F. (2014). The role of vitamin E in human health and some diseases. Sultan Qaboos University Medical Journal, 14(2), e157.
[7] Del Rosario, E., Florez-Pollack, S., Zapata, L., Hernandez, K., Tovar-Garza, A., Rodney, I., & Grimes, P. E. (2018). Randomized, placebo-controlled, double-blind study of oral tranexamic acid in the treatment of moderate-to-severe melasma. Journal of the American Academy of Dermatology, 78(2), 363-369.
[8] Pullar, J. M., Carr, A. C., & Vissers, M. (2017). The roles of vitamin C in skin health. Nutrients, 9(8), 866.
[9] Watanabe, F., Hashizume, E., Chan, G. P., & Kamimura, A. (2014). Skin-whitening and skin-condition-improving effects of topical oxidized glutathione: a double-blind and placebo-controlled clinical trial in healthy women. Clinical, cosmetic and investigational dermatology, 7, 267.
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