タトゥー除去の総合案内 / アートメイク除去

PERMANENT MAKEUP REMOVAL

眉も、目元も、リップも。
アートメイク除去を考える前に。

色や形を変えたい。以前のアートメイクを薄くしたい。
部位ごとの違いと、レーザー治療でできること・注意したいことをご案内します。

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「消せるか」だけでなく、部位と目標を確認します。

アートメイクは皮膚に色素を入れる施術で、通常のメイクのように洗って落とすことはできません。レーザーで薄くしたり除去したりする治療が報告されていますが、完全な除去や元の肌への回復を、すべての方に約束できるわけではありません。1,2

まず知っておきたいこと
  • 眉・アイライン・リップでは、安全管理と色素の評価が異なります。
  • 治療途中で赤・黄色が見えたり、黒化したりする場合があります。
  • 回数・間隔・対応可否・費用は、部位と過去の施術歴を確認して判断します。

このページは医学文献に基づく一般的な解説です。当院で3部位すべてに同じ方法・料金で対応することを保証する案内ではありません。予約前に部位と状態をお伝えください。

BROWS / EYELINER / LIPS

眉・アイライン・リップの違い

部位特徴特に確認すること
眉茶・黒の中に赤・橙・黄などが混在することがあります。残った色、毛への影響、目への近さ、部分修正の範囲。
アイライン目の際にあるため、色だけでなく眼球への距離が重要です。適切な眼球保護、照射できる範囲、眼の病気・手術歴。
リップ赤・ピンク・肌色などの色素や、修正で重ねた色を確認します。黒化、腫れ・傷、ヘルペスの既往、口唇のどの部分か。

部位だけで難易度や治療回数の順位は決められません。色素・重ねた回数・肌や粘膜の状態を含めて判断します。3,4,5

EYEBROW REMOVAL

眉:形だけでなく、残っている色を見ます。

眉の除去では、全体を薄くしたいのか、眉尻など一部を修正したいのか、次のアートメイクに向けた調整なのかを整理します。マイクロブレーディングなどの技法名だけで、除去の容易さは判断できません。2,1

茶色が薄くなり、赤・オレンジ・黄色が見えることがあります。

複数の色素が混ざっていると、濃い色が先に減り、それまで目立たなかった色が見える場合があります。眉・アイラインの76人を扱う後ろ向き研究では、このような色の出現が報告されています。これはインク自体が暗くなる「黒化」とは区別して評価します。3

2025年の眉の色調変化10例の報告でも、赤・オレンジ・黄色への変化と、その後の治療が記載されています。ただし少数例の報告であり、特定の波長で必ず除去できるという意味ではありません。6

眉毛への影響と、目の保護も確認します。

毛がある部位では、毛への影響に配慮した処置が必要です。研究で脱毛などが記録されなかったとしても、すべての機器・条件で毛への影響がないとは言えません。眉の下側など目に近い部分は、眼の保護方法を含めて治療の可否を判断します。3,7

EYELINER REMOVAL

アイライン:眼球を守れることが、治療の前提です。

アイラインはまぶたの縁にあり、レーザーが眼に届くと角膜・虹彩・網膜などを損傷するおそれがあります。目を閉じるだけで十分な保護になるわけではありません。機器の波長と照射位置に合った眼球保護が必要です。7,5

保護具を使えば、どこでも安全に照射できるわけではありません。

まぶたの施術では、医療用の眼球保護シールドを用いる場合があります。通常のコンタクトレンズの代わりになるものではありません。保護具の選択・装着、照射の方向などを含めた専門的な管理が必要です。

眼の安全性に関するレビューでは、深く届く1064nmレーザーは眼窩内での使用を避けるべきとされ、シールドを入れた場合も注意が必要です。黒色だからという理由だけで、ボディと同じ照射を当てはめることはできません。7

眼の病気、ドライアイ、眼やまぶたの手術歴、コンタクトレンズの使用について、診察時にお知らせください。照射範囲によっては施術を見合わせる判断もあります。

PicoWayの添付文書には、上下眼瞼の治療では眼球保護用コンタクトシールドを装着すること、顔面の刺青の有効性・安全性は確立されていないことが記載されています。5

LIP REMOVAL

リップ:元の色と、口唇の状態を確認します。

リップのアートメイクには、赤・ピンク・肌色などが使われます。一部の顔料はレーザーにより暗色化する可能性があるため、元の色だけでなく、過去に重ねた修正色も大切な情報です。4,8

唇の輪郭・赤い部分・内側の粘膜は同じ条件ではありません。口腔内の黒い刺青の症例を、そのまま赤・ピンク系のリップアートメイクに当てはめることもできません。施術部位を具体的に伝えてください。

ヘルペスや傷がある場合は、先に状態を確認します。

口唇ヘルペスの既往、現在の水疱・ただれ・傷・感染があれば、予約時と診察時にお知らせください。PicoWayは活動性の単純ヘルペスや開放創・感染のある皮膚には使用しないとされています。予防薬などが必要かは医師が判断し、自己判断で薬を始めたり中止したりしないでください。5

治療後の腫れや傷が、食事・歯磨き・リップメイクなどに影響する場合があります。再開時期や外用薬の使い方は、実際に受ける治療と口唇の状態に応じた指示を確認しましょう。

LASER & EVIDENCE

ピコレーザーの効果と、分かっていることの限界

ピコ秒レーザーやQスイッチレーザーを用いた、アートメイク除去の改善例が報告されています。色素が吸収する波長や、肌への影響を踏まえて機器・照射条件を選びます。名称が「ピコレーザー」であるだけで、全色・全部位に適しているわけではありません。2,1

眉に関する文献レビュー

2023年のレビューは11研究・眉の色素を治療した129人を整理しています。症例報告や症例集積が中心で、誰でも同じ結果になるとは限りません。2

顔面の33人の研究

改善とともに、治療途中の予想外の色調変化も報告されています。平均治療回数は、個人の必要回数や完全除去を保証しません。9

部位別の個別判断

使用色素、重ねた回数、残存色、皮膚の反応によって治療計画を見直します。部分除去の境界や仕上がりも、事前に相談します。1

必要な回数・期間は、初回だけでは確定できないことがあります。赤みや色素沈着が残る場合は間隔を延ばすなど、回復を確認して次の照射を判断します。結婚式や撮影などの予定がある方は、早めにお伝えください。

DARKENING & COLOR CHANGE

黒化や色の変化を、あらかじめ知っておきましょう。

白・肌色・一部の赤系などでは、照射後にインクが黒・灰色へ変わる「逆説的黒化」が起きる場合があります。一方、赤・オレンジ・黄色の出現や、皮膚の炎症後色素沈着は、黒化とは異なる場合があります。8,6

黒化した色素が追加治療で薄くなる例はありますが、治療に抵抗する例もあります。「黒化すれば消しやすい」「一時的なので必ず戻る」とは言い切れません。8,10

BEFORE TREATMENT

診察で確認することと、治療までの流れ

  1. 部位・目的・施術歴を共有

    眉・上下アイライン・リップのどこか、全部消したいのか一部を薄くしたいのかを伝えます。施術日、修正や肌色の上塗り、過去の除去治療、分かればインクの記録も用意してください。

  2. 皮膚・目・口唇の状態を診察

    病気・服薬、アレルギー、瘢痕、ヘルペス、眼の治療歴などを確認します。適応、保護方法、費用、治療をしない選択も含めて相談します。

  3. 必要に応じて小範囲の反応を確認

    テスト照射は反応を確認する手段ですが、その場所が黒化する可能性もあります。別の部分まで同じ反応になると保証するものではありません。

  4. 治療と経過確認

    施術後のケアと連絡すべき症状を確認し、残存色や回復を見て次回の方針を決めます。

上記は一般的な確認の流れです。実際の方法・日程は診察で決まります。テスト照射と眼の保護は機器の添付文書も踏まえて判断します。5,7

DOWNTIME & AFTERCARE

ダウンタイムと、施術後の注意点

痛み、赤み、腫れ、熱感、水疱、かさぶた、出血斑などが生じる場合があります。色素沈着・色素脱失・瘢痕・色素残存・変色などが長く続く可能性もあります。部位や治療条件によって経過が異なるため、一律に「何日で元どおり」とは言えません。5,7

  • こすらず、かさぶたや水疱を無理に剥がさない。
  • 外用薬・保護材・洗浄方法は施術した医療機関の指示に従う。
  • 眉メイク、アイメイク、リップメイク、コンタクトレンズの再開時期を個別に確認する。
  • 入浴・運動・日焼け対策、再アートメイクの時期も事前に相談する。
目の症状は、様子を見続けないでください。

眼の痛み、まぶしさ、かすみ、見えにくさなどがあれば、速やかに眼科へ相談してください。症状が後から出る場合もあります。強い痛み、広がる赤み、膿、水疱なども施術した医療機関に連絡してください。

眼症状が疑われる場合の速やかな眼科評価は、レーザー安全性レビューでも重視されています。7

QUESTIONS & ANSWERS

アートメイク除去のよくあるご質問

1回で完全に消せますか?

完全除去や1回での終了は保証できません。色素の種類、深さ、重ねた回数、治療への反応などによって変わります。

眉尻だけなど、一部分の修正もできますか?

希望する範囲を相談できますが、正確に希望の線だけを残せるとは限りません。境界の見え方や残存色を含めて、実際の対応可否を診察で判断します。

アイラインは、目を閉じていれば安全ですか?

閉眼だけでは十分ではありません。適切な眼球保護と照射範囲の判断が必要で、保護シールドがあっても無条件に安全なわけではありません。

リップと口の内側の黒いタトゥーは同じですか?

部位と色素の条件が異なります。口腔粘膜の黒い刺青の治療例を、そのままリップの赤・ピンク系のアートメイクに当てはめることはできません。

除去したら、すぐにアートメイクを入れ直せますか?

傷や炎症、残っている色を評価してから相談します。固定の日数で判断せず、除去を担当した医師と新たな施術者の双方に経過を共有してください。

ボディのタトゥーと同じ料金ですか?

同じ料金が一律に適用されるとは限りません。部位、施術範囲、保護や麻酔の必要性、診察料・薬代などを含め、予約・施術前にご確認ください。

CONSULTATION & FEES

対応可否と費用は、部位を伝えてご相談ください。

名古屋・伏見のフラミンゴ眼瞼・美容クリニックへお問い合わせの際は、「アートメイク除去の相談」とお伝えください。眉・上または下のアイライン・リップなどの部位、元の色、修正や除去の履歴をお知らせください。

アートメイク除去は自由診療です。このページでは部位別の料金や、全例での施術対応を確約していません。当院での対応可否と見積もりを、予約・施術前にご確認ください。

ボディのタトゥー除去料金はこちら。アートメイクに同じ料金が適用されるとは限りません。

MEDICAL INFORMATION

使用機器・参考文献

PubMedで取得した原著・レビュー、J-STAGEの総説、PMDA添付文書を参照しています。症例報告や後ろ向き研究を含み、当院の治療実績や個々の治療効果を示すものではありません。

当院のタトゥー除去で使用するPicoWayは、医療機器承認番号23000BZX00270000の国内承認機器です。ただし、添付文書では顔面の刺青への有効性・安全性は確立されていないとされています。機器の承認と、個別のアートメイクへの適応判断は別です。

  1. Hirtler P, Serup J. A Practical Approach to Cosmetic Tattoo Removal with the Nd:YAG Laser. Curr Probl Dermatol. 2023;56:259-267. DOI(抄録確認)
  2. Geisler AN, Eber A, Kim K et al. Lasers for the treatment of eyebrow microblading and cosmetic tattoo pigment: a review of the literature. Lasers Med Sci. 2023;38(1):256. DOI(抄録確認)
  3. Kream E, Jairath N, Bajaj S et al. Laser Removal of Eyeliner and Eyebrow Tattoos: Chart Review, Experiences, and Learnings. J Clin Aesthet Dermatol. 2023;16(11):47-49. 原文(抄録確認)
  4. McIlwee BE, Alster TS. Treatment of Cosmetic Tattoos: A Review and Case Analysis. Dermatol Surg. 2018;44(12):1565-1570. DOI(抄録確認)
  5. PMDA. ピコセカンドKTP/Nd:YAGレーザー PicoWay 添付文書. 2022年2月14日、第4版. 原文(添付文書確認)
  6. AlJasser MI, Ghobara YA, Madani A et al. Unusual Color Changes of Eyebrow Tattoo after Laser: A Retrospective Case Series. Photobiomodul Photomed Laser Surg. 2025;43(6):240-244. DOI(抄録確認)
  7. Glover C, Richer V. Preventing Eye Injuries From Light and Laser-Based Dermatologic Procedures: A Practical Review. J Cutan Med Surg. 2023;27(5):509-515. DOI(全文確認)
  8. Anderson RR, Geronemus R, Kilmer SL et al. Cosmetic tattoo ink darkening. A complication of Q-switched and pulsed-laser treatment. Arch Dermatol. 1993;129(8):1010-4. DOI(抄録確認)
  9. Hartman N, Loyal J, Borsack S et al. Retrospective Review of the Laser Removal of Facial Cosmetic Tattoos. Dermatol Surg. 2023;49(6):559-565. DOI(抄録確認)
  10. 葛西健一郎. ピコ秒レーザーによる色素性病変治療:刺青治療とメラニン性疾患治療を対比して. 日本レーザー医学会誌. 2024;45(1):54-58. DOI(全文確認)
フラミンゴ眼瞼・美容クリニック / 最終更新:2026年11月1日
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