眼瞼下垂の体験談
「眼瞼下垂」体験談 Vol.5
気づいたきっかけ
80歳になります。おかげさまで大病することなく、いまも畑仕事をするのが生きがいで、毎朝のラジオ体操も欠かしません。ただ、前々から目が悪く、新聞を読むにも、回覧板を読むにも、難儀しておりました。耳もだいぶ遠くなってきたので、顔の見えない電話で話しをすることがおっくうになってきた折、娘から老人用の携帯電話で大きい文字のやりとりをするメールのやり方を教わり、娘とのやりとりはもっぱらメールになりました。
しかしながら、老眼鏡をかけてもメールの文字が見づらく、もう年も年だからしようがないとあきらめておりました。久しぶりに娘が家に立ち寄った日のこと、娘が「お母さんの携帯の見方、アゴがつーんと突き出てる。それって、視力が悪いとか老眼とかじゃなくて、まぶたがかぶさって視界が狭くなっているんじゃないの」と言うのです。そのように言われてみますと、身に覚えがあるのです。
畑仕事をしておりましても、空が何か暗く感じておりました。眠いというわけではないのですが、まぶたが重いと感じておりました。そこで、娘に付き添われて病院に行きましたところ、老人性の眼瞼下垂だと言われたのです。
手術と術後の様子
「手術をすればよくなる」とお医者さまがおっしゃり、娘は「母は高齢なので手術以外で治すことはできませんか」とお尋ねしたのですが、「やはり手術をせねば、このままだ」とおっしゃいました。
私は「畑仕事や針仕事がやりやすくなるのなら手術をしてください」とお医者さまにお願いしました。お医者さまは「なるべく負担の少ない手術をしましょう」とおっしゃり、まぶたを上に上げる筋肉は働いているから、たれさがっている余分な皮膚を切り取るとのことでした。痛みはそんなになく、腫れも少なくて済みました。お医者さまのおかげです。
手術してもらって本当によかったです。畑仕事しながら、ああ、空はこんなに青かったんだと、まぶしい感じを久しぶりに味わっています。娘や孫から「目元が若返ったね。まだまだ長生きしてよ」と言われます。気分もなんとなく晴れやかになってきましたので、まだまだ元気でいられそうです。
S.Sさん(80歳)
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